ネタ爺の伝説
自由なクモ 流浪の落人 ライテスト カルパッチョ ライテスト ライテスト 英雄登場 英雄登場第二話 英雄登場第三話


【訓練所にて】

自由なクモ
先日のことです・・・・。
私は我が狩人の腕を上げようと訓練所に足を運びました
鬼の教官が言いました。
「よく来たな、ここ<<ハンター訓練所>>で試練を重ね、
最強のハンターを目指すのだ!
ここで教官の命令は絶対だぞ! よく覚えておけ!」
何時もながらうざい喋り口調
自身教官の狩りをした姿見たことないので俺以下だなって思っていました。
「よし今日はドスガレオスを倒す訓練をするぞ!」
いつもながらコイン目当てで軽い訓練を選ぶ俺
よわいと言えど油断したら
「はっ!」
いつの間にかダメージが減っててキャンプへ帰還などとしてる毎日なので
今日は一回も死なずに行くぞー(当たり前ですがw)と気張っていきました・・・
種目はランス、音爆弾がなく地面の攻撃モーションもないため
知恵と勇気?をもってする自分の腕を上げるにはもってこいの種目です。
「ん〜さて今日も採取採取」
何時ものもったいない病の癖で時間いっぱい採取する俺
きがつくと
「まじかよ!後10分じゃん!」
これを逃したらやばいまたあのうざい教官に怒られると思い必死こいて砂漠に出たところ
「何処だガレちゃん出て追いでー」
予感的中!ドスガレオスを群れの中で発見した。
ランスをもち必死で攻防する俺
「くそっ!また逃げやがって」
そうです何時も吹き飛ばされては逃げられるの繰り返し・・
気がつけば後5分。
「くそ〜最後のこれを・・・」
しぶしぶ最後の音爆弾を投げる俺(もってても意味ないですがw
「キィィィィ〜〜〜〜・・・」
その音と同時に地表に出るドスガレオス
タイマーは点滅してもう一分もあるかないかでした
「最後ー!」
その瞬間!まだ自分は近寄ってもいないのにコントローラーのバイブレーションが
「ブブブ〜ブブブ〜」
こんな時にと自身雑魚に攻撃されたのかと思っていたのですが
画面を良く見ると体力が減っていませんでした。
「じゃなんだったんだ!」
としばらく画面を見ていると
「ミッションコンプリート」
なんと!勝手にクリアーしてしまったのです。
「なんだなんだ」
とあてふためく俺、報酬画面のクリアーシーンを良く見ると
なんと左端にガレオスのひれが見えるじゃあ〜りませんか!
ドスガレオスが地表に出てぴちぴちしてる時にガレオスのひれでドスガレオス倒しちゃったのです!
そして私は教官の言葉を思い出しました
「・・・私が前もっていろいろなアイテムを設置しておいてやったぞ。・・・」
私は思いました
「すげ〜教官、モンスターも設置していてくれてたなんて」
私は今日、教官のすごさをひしひしと感じました・・・。

〜終〜

ネタ爺「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あぃ、虫の死骸。」


【ガノトトス】

流浪の落人
まだ、ハンターとなって間もない、駆け出しハンター3人組がいました。
今日も今日とて、狩り三昧を楽しもうと、今日はクックに行こうだの、
やれ、ゲリョスが軽いだのと、これからの予定を決めていました。
そのうちの一人が
「あ、ちょっと無理してみない?」
と、言いました。
「無理って?」
他の二人は、聞き返しました。
「うん、ガノトトスがでてるんだけど、行ってみない?」
と言うと、
二人は暫し、考えたのか返事は直には返ってこなかった。
そのうち、他の一人が
「いいよ、行ってみようよ」
それにつられて、
「行ってみよう」
もう一人も、それに答えました。
「じゃ、用意するね」
の一言に、3人は、それぞれに準備に向かいました。
その話を聞いていたのか見ていたのかギルド爺は、
「無茶は如何ぞ、無茶はッ!」
と、後ろから呼び止めましたが、その声に、3人は振り向きもせず、
まだ戦ったことのない未知なるモンスターへの挑戦に心在らずだったのか挑むべく
出発してしまいました。
「やれやれ・・・・無理をしなければ良いが・・・」
ギルド爺はため息をつきながら、ボソッとつぶやいたのでした。

さて、3人組はジャングルへ向かいガノトトスがいると思われる、エリアへ
やってきました。
入るや否や、3人の目には、画面には入りきらない程の、大きさの魚型の龍を
目にすることになりました。
「ゲッ、こんなでかいのかっ!」
「でかいねぇ〜、他のとは比べ物にならないねぇ〜」
「とりあえず、やっちゃいましょ〜」
等と、3人は思い思いの言葉を発して、いざ挑戦の時となりました。
開始、早々に一人が、攻撃モーション中に、ガノトトスの体当たりを喰らい体力をごっそりと持っていかれました。
「げ、一発でこんなに減るの・・・」
その状態を見た、一人が言いました。
その直後、回復薬で一時的に回復を試みた、その人は、続いて繰り出された、
回転尻尾攻撃により、猫荷馬車でキャンプ地へ搬送されるのでした・・
キャンプ地に到着したその人は、
「ご、ごめん・・回復が〜〜」
他の二人に、言うと二人からは
「おkおk〜、大丈夫よ〜」
等と、返事が返ってきました。
「すぐ、戻りますッ!」
その人は、急いでキャンプから出て、戦地へ赴いていました。
その道中、二人目が、猫荷馬車により、キャンプ地へ搬送される姿がありました・・
戦地に残された一人が
「おkおkよ〜」
と、二人目に、言いました。
その頃、一人目が、戦地へ到着していざ、再戦という時に・・

・・・3人目が倒されました・・・クエストは失敗です・・
のコメントが・・画面いっぱいに表示されました。

強制的に、街へ搬送させる3人組

この間、時間にして約5分足らずの話・・・

街へ着いた時、
「わははははははははははっ!」
3人とも、大笑いをしてしまいました。
ある一人が
「ありゃ、無茶というよりは、無理w」
「オイラ達弱すぎw」
「ですねぇ〜」
暫く、こんな会話が続く。
その話で盛り上がった、3人組でしたが、気を取り直し、
違うクエストへ又、凝りもせず向かうのでした。

ええ、今思えば、いろんな意味で無茶がありすぎでしたよ・・・
若気の至りって奴ですよ・・

〜終劇〜

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ネタ爺
「薬草とアオキノコで、回復薬ができるぞなッ!」

え、基本から学べと言われるかッ!



ライテスト

「ドーンの一日」

その日、ドーンはマカライト鉱石採掘のため火山地帯
へ向かいました。キャンプに着くとドーンは、早速支給品を
頂き、携帯食料とクーラードリンクを飲み干しガッツポーズ!
まずは、「錆びた塊」を狙ってエリア8へ、道中には、イーオス
ランゴスタなどが、ドーンの邪魔をするべく現れたが、
ドーンは、全て無視してエリア8へと、突っ走った。
そしてドーンは、エリア8に着いた。「カキーン!カキーン!」
採掘できる場所は全て掘った。
「クソッ!今日も塊はなしか!けどマカと大地の結晶が、そこそこ
出たからイイか!!」と、つぶやくと次はバサルモスを倒して
マカ剥ぎ取るため、エリア2へと走り出した。
道中のモンスターは、全く無視!!。
エリア2に着くと、ドーンは早々とイーオスをかたづけ、怪しい岩に
ペイントボールをぶっつけた!「グラグラ」と岩が揺れだした。
「あったり〜!!」目の前に姿を現わしたバサルモスにドーンは
早速切りかかった。何度も毒の風圧をかわしながら、バサルモスを
追っかけまわすドーン。
しかし、今日は調子でも悪いのか、かなりのダメージを受けてしまった。
おまけに回復薬もあまりない。
「うわっ!今回やばいかなあ?!!」と思いながらも何回目かの
バサルモスの攻撃をかわした瞬間、回復薬をのみほした。
「ふう!」と一息ついた瞬間、信じられないことが起こった!!!。
画面にクエスト達成を告げるメッセージが!!。
「エッ!どういうこと」と不思議がるドーン。
バサルモスは、突進中に爆発する岩にとどめを刺されてしまったのだ。
「イエェ〜イ!!ラッキィ〜〜!!」と飛び跳ねて喜ぶドーン!。
だが・・・その背後から、近ずいてきたランゴスタにお尻を「プスッ」と
刺されたことは、誰も知らない。

こうして、ドーンの一日は終わった。

              〜おわり〜



【題名は考えるのメンドイので無題ということで】

カルパッチョ
「イャンクックを狩れ」
これが今回の俺の仕事だ。ほかのハンターにとっては取るに足らない、
つまらない仕事だろうが、俺にとっては一世一代の大仕事だ。
「ふぅ、やっと着いたか」
ほかのハンターに比べ体格が小さい俺は街のすぐ近くにある森と岡も俺 にとっては遠く感じる。
「よっこらせ、と」
狩りに必要な道具を置き、テントのベッドに腰をかけ、愛刀の手入れを 始める。
やはり仕事が仕事だけに、いつもより入念に手入れをする。
「そろそろいくか」
荷物を背負い、支給品箱を除く。
「うぉ!こんなに食料いれやがって!」
ほかのハンター共にとっては1日分だが、俺にとっては3日分はある。
まぁ、文句を言っても報酬が増えるわけではないので、携帯食料を食べ、
獲物のイャンクックを探しに森に入った。
30分ほど森を歩いていると、緑の森にはあまりにも不似合いなピンク色 がのしのしと歩いていた。
「いやがったな」
持参の落とし穴を仕掛け、その上にアプノトスの生肉をおく。近くの樹の 影に隠れ、やつが肉に気づくのをじっと待つ。
「クワカカカカカ…」
イャンクックが、肉の存在に気づく。しかしいつもと違う雰囲気を感じ、
空っぽの頭を無理して使用し、しきりに思考をめぐらせている。
10秒ほど見つめていたが、やはり肉の誘惑に負けたようで、肉に近づく。
心臓に鼓動が早まる。もう10分はたっただろうか―?そう思い始めたその とき、
まさにイャンクックが落とし穴に足をかけようとしてる瞬間だった。
・・・今だ!
意を決し獲物に向かって突撃する。同時にイャンクックも穴に落ちる。
「うぉぉぉぉぉぉ!!」
雄たけびを上げながらイャンクックに切りつける。
「!?」
渾身の一撃だったが飛竜種の頑強な甲殻は貫くにはいたらず、傷をつけるの がやっとだ。
「チッ!」
ならば甲殻に覆われていない腹部はどうだ!?
金属と金属が擦れる様な音がしたが、切りつけた箇所には鮮血が吹き出でいる。
「―よし!」
いけると脳が確信し、同じ箇所をなんども斬り付ける。
イャンクックはなにが起きたか理解できず、ただ穴の中でもがいている。
「くたばりやがれぇぇぇぇぇ!」
怒号を上げながら鱗がはがれ肉が丸見えの腹に愛刀を真一文字になぎ払う。
「―?」
おかしい。手に肉を切り裂く感触が無い。前を見ると、目の前にアホ面のピン ク鳥がいない。
「どこにいった!?」
脳が困惑している。右にも左にもいない。
―上だ。だが気づくのが遅かった。着地時に巨体が巻き起こす風圧は、無防備 な小さな体を吹き飛ばすのはわけがなかった。
「くそっ!」
すぐさま前を向き、獲物を見る。
図に乗るな、と言わんばかりにイャンクックがこちらを睨みつけている。
何故だか無性に腹が立ち、獲物に向かって走りだす。
するとイャンクックはしゃくれたくちばしを天空に向け、元に戻すと同時に熱液 を吐き出す。
「うぉ!」
脳が危険と察知し、右側に転がり熱液を回避する。
―正解だったようだ。
熱液は背後にあった樹に直撃し、爆発音と同時に樹は砕けて燃えている。
再び獲物に向かって走りだすが、イャンクックは次の攻撃態勢に移っていた。
その巨体で熱液を撒き散らしながらこちらに突進してくる。
“間に合わない”そう思った瞬間、巨体が小さな体を吹き飛ばし、背後の岩盤に 叩きつけられる。
「〜〜〜っ!」
今まで生きていて一番痛い痛さだ。
左腕が動かない。折れてしまったそうだ。
しかしダメージ受けたのはこちらだけではないようだ。肉が丸見えの腹で荒地を 滑ったものだから、傷口はさらに広がっている。
「くらえ!」
思わずそう叫び、音爆弾をイャンクックに向かって投げる。
一瞬、金属を叩いたような甲高い音がする。不意に音の衝撃が耳を襲い、イャン クックは背伸びをしながらふらふらしている。
「チャンス!」
そう叫んだと同時に、獲物に接近し、鱗に覆われていない腹に剣を突き立てる。
深々と腹に愛刀が食い込み、大量の血が吹き出す。
たまらずイャンクックは怯み、出血多量でよたよたしている。
―今だ。
肩にかけている猟銃を構える。
通常の弾丸なら虚しく飛竜の甲殻にはじかれるだけだが、こいつは違う。
一発しか持てないが、飛竜の体を貫かずに体内に留まり、爆発するという一族に 伝わる弾丸だ。
「じゃあな。なかなか強かったぜ!」
そういいながら剣が突き刺さっている腹部に向かって発砲する。
ドボン!というこもった爆発音がすると同時に、しゃくれたくちばしから血を吐き イャンクックが倒れる。
剥ぎ取ることも忘れ、その場に座り込む。クエスト成功だ。
―読者はもう気づいているだろう。俺が人間では無いことを。
え?どうせアイルーかメラルーだろうだって?あんなマタタビ臭い性悪猫ども一緒 にするんじゃない。
俺はあれだ、え〜っと、よく森にいるあれだよ、巷じゃあ爺って呼ばれている奴だ。
おっと、だからと言ってあんなにふけちゃいない。猫背じゃないし、話すときフガ フガ言わない。小さい人間みたいなもんだ。
でもまぁ、このナリではハンターになるのも大変だったが、ようやくハンターの
登竜門と言われるイャンクックを討伐できたから、めでたしめでたしじゃないか。
名前はなんだって?まぁ、自己紹介はまた今度ということで勘弁してくれ・・・。

〜END〜


ライテスト
【ドーンとノアの一日】
その日、ドーンとノアの二人は天気もいいので、丘へ「クック」を 狩りにいくことになりました。
「ノア!あんたと狩りにいくのは、初めてだよね。よろしく!」
「うん、ドーン!頼りにしてるからね!!」
そう話すと二人は、村を後にしました。
やがて、二人は丘へ到着。
「わあ〜!澄み渡る青空!!気持ちいいねえぇ〜!!」
「ああ、それに今日はランポスもいないようだな。」
緑の中を気持ちよさそうに歩く二人、その前方からあの鳴き声が聞こえてきた。
「クカカカッ!」
ピンクがかったオレンジ色のユーモラスな顔のクックが気持ちよさそうに ドーン達の前方を散歩している。
「よし!行くぞっ、ノア!!」
「うんっ!ドーン!」
二人は、そう言ってクックに向かって駆け出した!!
そして、ドーンが今にもクックに切りかかろうとした時だった!!
「クカカカカッ!クカカッ!カッカッカッ!!」
ドーン達に気づいたクックが何やらわめいている。
「ドーン、待って!!」ノアが叫んだ。
ドーンに急ブレーキがかかった。
「どうしたっ!ノア!!」ドーンが不思議そうに聞いた。
「うん、あのね、クックが 待ってくれ! って言ってる!!
「えっ?!」と言いながらノアは、モンスターの言葉が話せること
をドーンは思いだした。気をとりなおしてドーンが言った。
「で、ノアコイツはなんと言ってる?」
ノアは、「ちょっと待ってね!」と言うとノアはクックに話し掛けた。
「クカカカ、クッカカカ、クカ〜〜?」
「はあぁぁ〜〜??!!」ドーンは首をかしげ腕を組んだ。
クックは、ノアに答えているようだ。
「クカカカッ!クカカカカ〜〜、クカッ!!」ノアが頷いている。
ドーンがつぶやいた。「み、みんないっしょに聞こえる・・・」
クックの話を聞き終わったノアがドーンに言った。
「あのね、こう言ってるよ!‘悪いけど、今日僕彼女とデートなんだよっ!
お天気もいいしね!だから邪魔しないでくれる?!!‘だって!」
「へ・・・。そうなの?ど、どうする?ノア。」
「邪魔しちゃあ、悪いから帰りましょうか?!!」
「そ、そうだな・・・」
ふたりは、狩りをあきらめ、帰ることにした。
そしてドーンが、帰り際にクックに言った。
「クカカカ〜!!」
しかしクックは、首をかしげながら二人を見送っていた。

              〜おわり〜



ライテスト
 「レウス討伐 前日の夜」

「ただいまあ〜」ドーンが疲れた声で帰ってきた。
「あら、おかえり!」台所で夕飯の支度をしていた
姉のロレッサが振り返った。
「なにっ、それ!どうしたのよ?ドーン!!傷だらけじゃない!!」
ロレッサが手を拭きながら、ドーンの向かいのテーブルに座った。
「んんっ、なんでもないよ!ランポス相手にちょっと油断しただけさ。」
ドーンがバンダナを、はずしながら続けた。
「なんでも、いいけど姉さん!ご飯まだなの?!!」
頬づえをついてドーンの話を聞いていた、ロレッサが立ち上がり
ながら言った。
「もう少しでできるけど・・・ねえドーン、その前に私が今日道具屋さん
で試しに調合した、増強薬を飲んでみてくれない?!!」
そう言うと、ロレッサはバッグの中から小瓶をとりだした。
ドーンは、オレンジ色した小瓶を受け取ると、
「ふ〜ん、まあちょうどいい、明日使えるかも知れないから、試してみるか!」
ドーンは、そう言うと一気にオレンジ色の液体を飲み干した。
「ねえ、ねえ!どうっ?ねえドーン!!」
好奇心いっぱいの顔で、ロレッサはドーンの顔を覗き込んだ。
しばらく顔を下に向けたドーンが、顔を上げるとドーンのお腹が、
「ゴロゴロ」と音をたてた!!
「うっ!!ト、トイレッ!!・・・し、死ぬうぅぅ〜〜っ!!」
顔面蒼白のドーンが、物凄い勢いでトイレへ走り出した!!

次の日ドーンが、待ち合わせに遅れたのは実は・・・。

          〜おわり〜




「英雄登場!!」


            第1章:ハイメタの男
カーン!カーン!!カーーーーン!!
街の工房に、トンカチを叩く金属音が響き渡る。
そして、その傍らに腰を下ろし、その様子をじっと見守る男がいた。
男は、ハイメタ装備で身を固め、目指す武器の出来上がるのを「今か今か」
と待っていた。
「う〜〜ん、それにしても暑い・・・。」
男のヘルメットの目の部分からは、湯気があがっている。
しばらくすると、
カン!カン!カン!
「あん〜〜〜〜っ!!んっ!!」
工房のおやじが、完成した武器をハイメタの男に差し出した。
それは、ランスのようだった。
長い柄の先に、吸盤のようなものがついている!!
「ふう、ふう、あつ・・・おお!!遂にできたか!!」
男は、はやる気持ちを抑え「どっこいしょ!!」と言うと椅子から立ち上がり、
おやじから、ランスのような武器を受け取った。
「フフっ!わたしが、夢にまで見たバキューム・スティックが、遂にわたしの手中に!!」
男は、それを手に取り「感無量」になっているようだった。
「しかし、それにしても長い!!それにカンカン音がしてた筈なのに、
柄が、木製というのは、どういうことだ?!モップの柄のような気もするが・・・。   う〜む・・・まあいい、早速試し切りに、出かけるとするか!!」
男は、そのランスを背中に背負うと、
「おっちゃん!どうもありがとう〜〜〜♪」
と、渋いセリフをおやじに残し、工房を出て行った。

男が次に向かったのは、酒場のカウンターだった。
「ふう、ふう、よし!!まずは、クエストの依頼を受けに行こう。凄腕のわたしに、
見合うクエストが、あればいいがな!!ふう、ふう・・・。」
以前として、目の部分からは、湯気が上がり続けている。
ガシャン、ガシャンと鎧の音を鳴らしながら、男はカウンターまでくると、
受け付けの、女の子におじぎをして、挨拶をした。
「は〜い♪こんにちは〜。今日の依頼はこちらで〜〜〜す!!」
女の子は、依頼板の方を左手でかわいく、示してくれた。
「う〜〜む、美しい!!」
男はその可愛らしさに、しばらく見とれてしまっているようだった。
そして5分が経過しても、男はまだ女の子を見つめている。
「あの〜〜、依頼を受けないんですかあ〜〜〜!?」
女の子の問いかけに、ハッと我にかえったハイメタの男!!
「そ、そうだった!わたしとしたことが、迂闊だった!では早速見てみるとしよう。」
男はそう言うと、まだ名残惜しそうに依頼板の前へと移動すると、腕を組んで、
依頼を吟味しはじめた。
「う〜〜む、なになに、岩山龍の異常発生だあ〜〜〜〜!?・・・・わ、わたしにすれば、たあいもないことだが、今回は他のハンターに譲ろう。非常に残念だが・・・。」
そして男は、次の依頼へと目をやった。
「なになに、装備なしでソウルとハートを討伐せよだあ〜〜〜〜〜〜〜〜!?
う〜む、こ、これもわたしには、たやすいことだが、紳士のわたしが裸ではまずいだろ。
ということで、これもパスだな!!」
そして、次の依頼書を見たとたん、湯気で曇る男の目が輝いた!!
「大怪鳥、イヤン・クックを倒せ!!  おおっ!!これこそ今のわたしに
ふさわしい!!水属性のこのランスを試す願ってもない機会だ!!」
男は、急いでカウンターへと移動した。
「お、おねえさん!!このクックの依頼わたしが、受けます!!よろしいでしょうか?」
おねえさんは、男にニッコリと微笑むと、
「は〜い!現在3人のハンターさんが受けてますので、あなたでちょうど4人
になりま〜す!!すでに3人さんは、そこのテーブルでお待ちで〜〜す!!
がんばってね〜〜〜♪」
おねえさんの、その言葉に男がテーブルの方を見ると、3人の若いハンターが、
談笑中だった。
すぐさま男は、3人の傍まで歩み寄ると3人に声をかけた。
「あなた達が、クック討伐に行かれる方達ですな!?」
その言葉に、3人がいっせいに男に注目した。
次の瞬間、3人の笑いがピタッと止まり、ヒソヒソとなにやら相談し始めた。
男は、思った。
「フフっ、こやつら、わたしの装備に驚いているな!まあ無理もない、わたしと
クエを一緒に行けることを、光栄に思うことだな!フフフっ。」
あいかわらず、目の部分からは湯気が上がっている。
すると、ひとりのハンターが男に話かけてきた。
「あの〜、すぐにでも出発したいのですが、大丈夫ですか?」
どうやら、3人の間では、「男をあまり刺激しないようにしよう・・・。」
ということで、まとまったようだった。
「もちろんだ!!それでは、すぐに出発することにしようじゃないか!君達!!」
3人のハンターの頭の中に不安がよぎる・・・・。
「じゃ、じゃあ、出発しましょう!!その前にお互い自己紹介をしておきましょう
まず、僕はロッシといいます。大剣が得意です。よろしく!」
「俺は、双剣使いのルドーだ!よろしくな!!」
「わたしは、ガンナーのシーナです。よろしく〜。」
「うむ!わたしは見ての通りの凄腕ランサーだ!!名はドンガラという!!
よろしく、たのむぞ!!君達!!」
3人は、噴出しそうになるのを必死でこらえた。
「で、ではドンガラさん早速クックのいる森丘へ向かいましょう!!」
3人のハンター達は頷くと、酒場のドアへと歩き出した。
そして、その後をドンガラは「ふう、ふう、」言いながら歩いていく。
「フフフっ、わたしの華麗なるランスさばきを思う存分見せてやるぞ!!」
そう言うと、鎧をガシャガシャ鳴らしながら、酒場のドアから出いった。

            第2章:モノブロス現る??

キャンプについた、四人は支給品を受け取ると、森丘へとすぐに駆け出した!!
軽快な走りで、ドンガラの前を3人のハンター達!!
「う〜む、わたしも負けてはいられない!!いざ!行くぞ!!」
そう呟くと、ドンガラも負けじとキャンプを出ると同時に駆け出した!!
その時だった!!ドンガラの目の前にコブシ大の石があるのに気がついたのだ!
「うわっ!!」しかし気づいたときには、遅かった!!
グワシャ〜〜〜ン!!ドガッ!ゴロゴロッ!!ズザザーーーっ!!
石につまづき、おもいっきり転がる凄腕ランサー!!!
そして、その見事なドテッ腹を上にして、大の字にのびるドンガラ!!
その腹の部分に、太陽の光が反射して眩しく輝いている!!
「う、ううぅ・・・。わ、わたしとしたことが、見事に転んでしまった・・・。
こうしては、おられん!!こんな姿を見られては、非常にまずい!!
早く、起き上がらなくては・・・・、んん!?ぐわっ!!腹の部分が曲がらない
から、起き上がれない!!し、しまった!!」
そう呟きながら、必死に起き上がろうと、もがくドンガラ!!
その様子を、アプトノス親子が不思議そうに見つめていた・・・。
そのとき「お〜〜い!!ドンガラさん、大丈夫ですかあ〜!?」
前を行っていた、3人が引き返してきてくれたのだ。
「おお!!君達!す、すまないが起こしてもらえるかな?」
3人はまたしても、噴出しそうになるのを必死で抑えて、ドンガラを助け起こした。
「大丈夫ですか?一体どうしたんですか?ドンガラさん。」
ひとりが、ドンガラに尋ねた。
「い、いやなにね。と、突然モノブロスの突き上げを喰らってしまってね!
さすがのわたしも、ふいをつかれてしまったよ!し、しかし、わたしに恐れをなして、
すぐに、逃げていってしまったよ!ん〜残念だ・・・。」
それを聴いた3人は、もう耐え切れずドンガラに背を向けると笑いながら、
「あはは!そ、そうでしたか、ドンガラさん!!残念でした〜〜!!ぷっ!
じゃあ、僕達は先にいってま〜す!!」
そう言うと、3人はクックのいるエリア3へと向かって行った!
「う〜む、なんと、ほがらかな若者達だ!!よし!!このわたしが絶対君達を
守ってやるから、安心して戦いたまえ!!」
なぜか、ドンガラの目には感動の涙が流れていた・・・。

             第3章:激闘!森丘の大怪鳥!!

ドンガラがやっとのことで、エリア3にたどり着いた時には3人は、既に戦闘中だった。
「おお!!あのクック相手に善戦しとるようだな!!あっぱれ!!では、わたしも
参戦するぞ!!凄腕ランサー、ドンガラ見参!!」
そう叫ぶと、背中のバキューム・スティックを取り出すドンガラ!!
ビヨヨ〜〜〜〜ンと聞いたこともないような音が、森丘に響く!!
「う〜〜む、なんという勇ましい音色だ!!よし!もう1度やってみよう!!」
そう言って、何度も背負っては出し、背負っては出しを繰り返すドンガラ!!
ビヨヨ〜〜ン!ビヨヨ〜〜〜ン!ビヨヨ〜〜〜ン!ビヨヨ〜〜〜ン!!
森丘に戦闘中らしからぬ、快音が何度も何度も響き渡る・・・・。
そんな時だった、見ると3人の見事な攻撃にクックが横転しているではないか!!
「むむっ!!これは、大チャンス!!よ〜し!わたしの突進を受けるがよい!!」
そう言うと、クックに向かい突進していくドンガラ!!
そして、まさにクックに突進が決まろうかとした瞬間、起き上がったクックが、
宙へと、舞い上がったのだ!!
             ドドドドドドッ!!
虚しく何もない、クックの真下を突進していくドンガラ!!
「ぬお〜〜〜〜〜〜!!」 ドンガ!!
そして、壁にぶつかりやっと止まった、ドンガラに思わぬ出来事が!!
そう!吸盤が壁にくっついてしまったのだ。
「うおっ!しまった!壁にくっついてしまった・・・・。なんとかせねば!!」
力を込め、必死に壁から剥がそうとがんばるドンガラ!!
「うんしょ!!うんしょ!!」
その時「ポ〜ンッ」という音とともに、やっとのことで壁から剥がれたバキュームスティック!!
「ふう!やれやれ、やっと剥がてくれたか!ん・・・・ありゃ!?こ、これは?!!
え、柄の部分だけでは、ないかあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
そう!!柄の部分だけが抜け、吸盤はまだ壁にしっかりと、くっついたままだった!!
「ぬ〜!こしゃくな!!ならば、これで!!」
そう言うと、ドンガラは腰から剥ぎ取り用のナイフを取り出すと、壁から吸盤を
ホジクリ出した。
「よし!!これで、柄の部分と繋ぎあわせれば、大丈夫だな!!」
しかし、
「あら?!スカスカになっとるではないか!?」
ドンガラは、何か隙間に詰め込むものはないかとと、急いで探した!!
「よし!!これを詰め込もう!!」
ドンガラは、そう言うと足元に落ちていた、木の枝を隙間に詰め込んだ!!
「うん!!これで元通りだ!!流石わたし!!少しゆがんでいる気もするが・・・。」
そして、ドンガラが再び戦闘態勢に入ろうとしたときだった。
背後から、聞こえてきた言葉にドンガラは、愕然とした!!

           「お疲れ様でした〜〜〜〜〜〜!!」

その後、冷凍マグロを背負った、ドンガラを見たという噂があったらしい・・・。

            「英雄登場!!」第一話 完 

ハイメタ装備にバキューム・スティック装備のみんな、ごめんなさいm(__)m


「英雄登場!!第二話」


              一章:英雄再び

受け付けのおねえさんが、真正面に見えるテーブルにドッカと陣取り「モスライス大」
が来るのを、じっと待つ男。
ハイメタ装備に身を固め、背中にはレイトウマグロを背負い、そのバケツのような
ヘルメットの目の部分からは、いつものように湯気が上がっている。
そう!その男こそ、自他とも認める凄腕ハンター、ドンガラ・デッカー!!
「う〜む、美しい。しかしそれにしても、わたしのモスライスが遅いではないか!?」
そのドンガラの隣りの席では、大柄なハンター風の男がモスライスをいかにも
うまそうに口に運んでいる。
その光景を憎たらしそうに横目で見ながらもおねえさんからは、片時も目を離さない。
「この男!わたしより、後から注文したのに・・・後からなのに・・・・」
ドンガラが、我慢しきれず席から立ち上がろうとしたときだった。
「モスライス大盛り、お待たせしました〜〜!遅くなってごめんなさいね。」
かわいいメイドさんのその声に急いで座り直す、凄腕ハンタードンガラ。
置いてくれるのも待ちきれず、自らモスライスを受け取ると、
「いやあ、全然いいですよ〜!どうもありがとう〜♪美味しそうだね〜♪」
「は〜い♪ほんとごめんなさいね〜♪」
そう言って、立ち去るメイドさんをじっと見つめるドンガラ。
「う〜む、美しい・・・」
そう一言呟くと、ヘルメットを被ったまま、怒涛のごとくモスライス大盛りを
かっこむ、ドンガラ!
「う〜む、う、うまい!いつ食べてもホッペが落ちそうだ!あ!おね〜さ〜ん!
お水のおかわりくださ〜い!」
そして、ドンガラがモスライスを食べ終わろうかという時だった!
「お〜い!ねえちゃん!モスライスおかわりだぜ〜!!」
隣りでモスライスを食べていた男がモスライスの2杯目を注文したのだった。
「なにっ!?わたしの隣りで・・・それもわたしを差し置いてモスライスを
おかわりするとはっ!う〜む・・・許せん!」
そう呟くと負けじとモスライスを注文するドンガラ!
「おね〜さ〜ん!わたしにもモスライスのおかわり、お願いしま〜す!」
その後隣り合った、ハンターふたりは、なんとモスライス5杯を食べきった!
「う〜〜む、さ、さすがに苦しい・・・。それにしてもわたし相手に一歩も引かぬとは
見上げた奴・・・うっ、く、くるしい・・・。」
そして、隣りの大男も苦しそうに水を一口飲むと、ドンガラの方へと顔を向けた。
「な、なかなかやるじゃねえか!うぇっ!」
「い、いや、おぬしこそ!」
男同士の熱い友情が、生まれたようだ。
そう言って二人がガッチリ握手をかわしたときだった。
「おい!バーダ!いつまで食べてるんだっ!?今回のクエストは決まったぞ!」
そこには赤毛のショートヘアにランポス装備の女性が立っていた。
「おお!ドーン、すまねえ。実はここにいる方と勝負してたもんでな!ははは・・」
ドーンはテーブルの上に積み上がったお皿の山をチラッと見ると、
「一体なんの勝負をしてたのやら・・・」
そう呟くと自分に突き刺さる、熱い視線を感じた!
「う、美しい・・・、な、なんと可憐な!お嬢さん!わたしはドンガラという者です。
今聞けば、何かのクエストに行かれるようですが、あなたのように美しい女性に
怪我などさせられない!あなたの白馬の騎士として、わたしがお供しましょう!」
鼻息も荒くそう言うと、ドーンに迫り、手をとる白馬の騎士!
「うわっ!あ、ああ!・・・わ、わたしはドーンという。同行してもらえれば助かる。
バーダ!どうする?サマートとノアは採取のクエストでいないし、カロンもまだ
討伐クエに行けるような体じゃないし・・・。」
「そうだな!ここで会ったのもなんかの縁だしな!ドンガラさんには是非同行して
もらおうぜ!!ところでドーン、なんの討伐だ!?」
ドーンは少し苦笑いを浮かべるとバーダとドンガラに人差し指を立てて言った。

「辺境の猛者!モノブロスの討伐だ!」

それを聴いたドンガラのヘルメットの目の部分から猛烈な勢いで湯気が上がる!
「あ、ああ・・・じ、実に残念だが、わ、わたしは急用を思い出したもので・・・。」
そう言ってドンガラが立ち上がろうとした時、ドンガラの言葉をかき消すように
バーダの大声が聞こえた!
「よ〜し!3人で登録したぜ〜!早速出発しようぜ〜っ!!」
「うん!行こう!ドンガラさんよろしく!!」
「い、いや・・あ、あの・・・。」

ドーンに手を取られ、重い足取りで酒場を後にする凄腕ハンター、ドンガラ!
熱い砂漠地帯での熱いドンガラ達の激闘が今始まろうとしていた。


終章:笑撃!「英雄」対「辺境の猛者」


 3人は砂漠に着くと、早速モノブロスのいるエリア10へと向かった。
赤い髪をなびかせ、スピード溢れる攻撃で次々とゲネポスを切り倒しながら
駆け抜けて行くドーン。少し送れてバーダも豪快にゲネポスを吹っ飛ばしながら、
ドーンに続く。そのふたりからかなり送れて腹を突き出し、上体を反らすような格好で
鎧をガシャガシャいわせながら、必死にエリアを走る?英雄ドンガラ。
すでにドーンとバーダは、モノブロスのいるエリア10へと姿を消していた。
「ふう、ふう、熱い!それにしてもふたりとも、なんて速いのだ!?
うぅ・・・モスライスの食べ過ぎで横腹が痛い・・・。し、しかし、こうしてはおれん
わたしには、あのか弱いドーンという女性を護らなければならない任務があるのだ!
待てよ・・・ドーンとバーダ・・?どこかで聞いた名前のような気が・・・。」
そう呟きエリア10へ走り出そうとしたドンガラに生き残りのゲネポスが
いきなり、飛び掛った!「ギギーッ!」
「ぎゃっ!」悲鳴」をあげ、更にマヒまで喰らってしまった英雄ドンガラ!
ビビッ!ビビビッ!ビビビビッ!
「あわわわわゎゎゎ・・・ひいぃぃぃ〜〜〜っ!!」
ドンガラの体を金色の電撃が包んでいる。そしてドンガラがその強烈な痺れに今まさに
倒れ込もうとした時だった!
ズッゴア〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッ!!
そのドンガラの真下の地面から、エリア10から逃げてきたモノブロスが、
おもいっきり、突き上げてきたのだ!
「ぎゃ〜〜〜〜っ!!」悲鳴をあげ、遥か上空へと吹っ飛ぶドンガラ!
そして、岩肌に叩きつけられ落下するドンガラの下には落ちてくるドンガラめがけ、
突進してくるモノブロスの姿が!!
「ひ、ひい〜〜〜〜〜〜っ!」
ズゴ〜〜〜〜ンッ!
「ごはっ!」
強烈な突進を受け、凄まじい勢いで転がって行く凄腕ハンター!
岩肌に激突し、やっと止まり岩肌の片隅でボテ〜ッと横たわるドンガラ。
すでにその鎧はトンカチでボコボコに叩かれ、へこんだヤカンのようになっていた!
そのとき、エリア10からモノブロスを追いかけてドーンとバーダがやって来た。
「バーダ!奴はもう、足を引きずりだしている!このエリアでとどめを刺すぞっ!」
「ああ!奴はもう虫の息だ!一撃喰らわせれば、終わりだぜっ!」
「しかし、ドンガラさんはどこに行ったんだ!?」
ドーンがバーダにそう言ったときだった!
「ギィアアアーーーーーーーーーッ!!」
前方のモノブロスが、物凄い叫び声をあげた!
たまらず、体が固まるドーンとバーダ!そのふたりめがけて手負いのモノブロスが
物凄い突進をしてきたのだ。
「うっ、し、しまった!」
「だめだ、避けられねえ!!」
ふたりの目前までモノブロスが迫り、ふたりが覚悟を決めたとき、そのふたりの目に
一瞬キラリと光るものが見えた!!
次の瞬間、「ギイアァァーーーーーーーーーッ!!」
悲鳴をあげ、その立派な角を折られて倒れていく猛者モノブロス。
「これは、一体!?」
「助かったのか・・・。」
状況が飲み込めず、顔を見合わせるドーンとバーダ。
そして、ふたりから少し離れた場所で鎧の腹の部分に真紅の角を突き立てたドンガラ
が倒れていることにやっと気づいたドーンとバーダ!
急いでドンガラに駆け寄るドーンとバーダ。
そこには、ヘルメットは見事にへしゃげ、鎧がボロボロになり気を失っている
英雄ドンガラの勇姿?があった。
「ドンガラさん!あんたは自分の身を犠牲に私たちを助けてくれたのか・・・。」
「ああ!ドーン。さあ、この勇敢な男をキャンプまで運んであげよう!」

3人のモノブロス討伐はこうして英雄ドンガラの勇敢な行動で無事終了した。

この後、街では「ドーンとバーダを救った男」としてドンガラが有名になった
ことは、言うまでもない。

実は、ドーンとバーダが咆哮で固まったとき、意識を取り戻したドンガラが
その光景に気づき、「なんとかせねねば!!」とふたりの方へと走り出すと同時に
ゲネポスの攻撃を喰らい、吹っ飛んだその先でたまたまドーン達を助ける形に
なったということを誰も知らない!当の英雄ドンガラさえも・・・。

            「英雄登場!!第二話」完

「英雄登場!!」第三話

〜おばちゃんのお手伝い〜

 ミナガルデの街は、いつも大勢の人達で賑わいを見せている。
今日も街の市場では、おのおのが目指す物を少しでも安く買おうと、熱気に満ち溢れていた。そんな人ごみのなか、食材屋の店頭で太陽の光を受け、ひときわ輝きを放つヨロイ
を身に付けた男がいた。その男はお歳よりが温泉の土産物売りで場土産物を見るように
後ろで手を組み、店頭に並べられた商品をじっくりと眺めているようだった。
そして時々、女性を見てはなにやら呟いている。

「う〜む、美しい。おばちゃ〜〜ん!今度ハチミツが入るのっていつなのかな〜??」

男は、大きなカブラを片手に豪快にお客の相手をしている食材屋のおばちゃんに尋ねた。

「あぁ〜〜〜あっ!おや!ドンガラさんじゃないかいっ!?聞いたよ!あんた、あの
ドーンとバーダを助けたんだって!!?あぁ〜〜んあっ!!!やるじゃないかい!!
まあ、わたしにすりゃあ、ドーンもバーダもまだまだヒヨッコだけどねっ!あ〜っ!
で、なんだい!?カブラがいるのかいっ!?」

おばちゃんは、ドンガラの前までくると豪快に笑いながら英雄を圧倒する。
そのおばちゃんの巨体にさすがのドンガラも小さく見えてしまう。

「い、いや、カブラじゃなくて、ハチミツが入るのはいつなのかなあ〜〜・・・?」

少しうつむきかげんに答えるドンガラ。

「あ〜〜っ!んあっ!!ハチミツかいっ?3日後に入るよっ!あ〜〜っ、あっ!
ところでドンガラさん明日空いてるかいっ!?」

「えっ?明日?ん〜〜と、空いてるけど・・・」

「そうかいっ!そりゃあよかった!明日の午前中、素材を取りに行くの手伝っちゃあ
くれないかいっ!?朝5時にはここを出たいんだけど、大丈夫かいっ!?
しかし・・・あんた、なんでいつもヨロイとヘルメットを着けてるんだいっ!?」

そう!おばちゃんの言う通り、ドンガラはいついかなる時でもその装備を外すことは
なかったのである。

「うん。朝5時だね!わたしはいつも早起きして「ラジオ体操」をしているので全然平気だよ、おばちゃん!それと装備のことなんだけどね、ストーリー上外すことはできない
みたいなのだ!それにたぶん、読者も許してくれないと思うし・・・。」

数々の激戦を潜り抜けてきたそのイブシ銀のハイメタ装備こそ英雄の証なのである。

「あ〜〜っん、あっ!そうかい、よくわからんけど、わたしひとりじゃ、ちと不安だから
よろしく頼むよ!ドンガラさんっ!」

そう言うとおばちゃんは、忙しそうに店の奥へと入っていく。

「あっ!お、おばちゃん!素材って一体なんの素材なのかな!?」

ドンガラがおばちゃんの大きな背中に向かってさけんだ。
おばちゃんは、忙しそうに商品の仕分けをしながら、店の奥から大声でドンガラに答えた

          「上質ねじれた角だよっ!!あぁ〜〜っ!!」

それを聞いたとたん英雄の顔は蒼ざめ、そのヘルメットの目の部分からは、猛烈な勢い
で、湯気がモクモクと上がるのだった・・・。

               〜英雄、再び砂漠へ〜

 まだ薄暗い砂漠のキャンプへと着いた英雄ドンガラとおばちゃん。
その薄暗いなかで、早速支度を始めたのは、おばちゃんだった。
見るとおばちゃんは、いつもの服とエプロンのまま来ていた・・・。
おばちゃんは、でっかい袋の中からまたまたでっかいフォークとナイフを取り出した。

「あんた、レイトウマグロが溶けちゃったって言うから、これ使いなっ!!」

そう言うとおばちゃんは、大きなフォークとナイフをドンガラに手渡した。

「おおっ!これはまさしく食いしん坊セット!!う〜む、さすがは、おばちゃんだ!
し、しかし今日の相手はあのディアブロス・・・果たして生きて帰れるのだろうか?。
そ、それにモノブロスのときは、あの有名なふたりが一緒だったが、今日は食材屋の
おばちゃんとたったのふたり・・・う〜〜む、こ、こわいっ!し、死ぬのはいやだ!」

しかし、そのドンガラの心配をよそにおばちゃんは猛然とキャンプを飛び出すと
ディアブロスのいるエリア10へとものすごい勢いで、突進していく!

「ドンガラさん!いくよ〜っ!!あぁ〜〜〜っ!!!」

しぶしぶ、おばちゃんの後について行く英雄ドンガラ。
そしてそのドンガラの目に映ったものは、信じられないような光景だった!

「おらおらおら〜〜っ!どいた、どいたーっ!!」

地響きとともに手にした「パルセイト・コア」を軽々と振り回し、ゲネポス達を蹴散らし
ていく食材屋のおばちゃん!

「うわっ!つ、つよい・・・。あ、あの50キロはありそうなハンマーをまるでハエ叩き
のように・・・う〜〜む、す、すごすぎる・・・。」

そしてドンガラがエリア10にたどり着いたときには、すでにドンガラの前には1匹のゲネポスの姿はなく、おばちゃんが上げた土煙だけが残っているだけだった・・・。
見ると広いエリア10のど真ん中でおばちゃんが仁王立ちしている。
しばらくすると・・・。

             「ズゴア〜〜〜〜ンッ!!!」

物凄い地響きとともに、仁王立ちするおばちゃんのすぐ目の前へとその巨体を現わした
角竜ディアブロス!!

    「ひいぃぃぃ〜〜〜〜〜っ!お、おばちゃん、出たよ〜〜〜〜っ!!!」

そう叫ぶと、一目散に高台へと必死で逃げ出す英雄ドンガラ。
しかし、おばちゃんは、あのディアブロスを前にしても眉毛ひとつ動かさず一声叫んだ

              「出たね!あぁ〜〜っ!」

そして命からがら高台へとあがったドンガラが振り返って見たものとは・・・?
そこには土煙の中、一歩も動かず、睨み合うふたつの強者の姿があった。

「う、う〜〜む、なんという緊張感。それになんというおばちゃんの迫力!野生の勘で
おばちゃんのことを「只者でない!」と感じているのだろう、あのディアブロスが一歩も動けないではないか!?」

ドンガラがそう呟いた次の瞬間だった!睨み合っていた二つの強者が同時に動いた!

「ゴアーーーーーッ!!」
「あぁぁーーーーっ!!!」

遂におばちゃんとディアブロスが真正面からぶつかり合った!

           「ドゴ〜〜ンッ!!バキバキッ!!」

さすがの、おばちゃんも吹っ飛んだ!しかしそれと同時にディアブロスの立派な2本
の角も、もうその頭には影も形もなくなっていた。それこそ一瞬の出来事だった。

「お、おばちゃ〜〜ん!!」

高台から飛び降りると、気を失っているおばちゃんのもとへ急いで駆け寄るドンガラ!
その時だった、物凄い叫び声を上げ、地中へと潜り始めるディアブロス!
そしてそれと同時に固まってしまう英雄ドンガラ・・・。

「ひ、ひぃぃぃぃぃ〜〜〜っ!今度こそダメだよ〜〜〜っ!!」

そう覚悟を決めた英雄だったが、そんなふたりに奇蹟がおこった。
なんと地中に潜ったディアブロスは、その後いつまで経ってもその姿を現わすことがなかったのである。
ほっと胸を撫で下ろす英雄ドンガラ、その前方では意識を取り戻したおばちゃんが
ニコニコしながら、ドンガラに手を振っていた。

「お、おばちゃん!だ、大丈夫なのかな??」

「あ〜〜っ!あたしゃ、全然平気だよっ!しかし、わたしとしたことが不覚だったね・・・奴の動きの方が一瞬速かったみたいだよっ!何もできないままに吹っ飛ば
されちまったねぇ!ガハハッ。で・・・奴はどうしたい?ドンガラさん!」

そう言うとおばちゃんは、辺りを見回した。

「え?ディアブロスなら、逃げて行っちゃったんですけど・・・。」

「なんだって!?あのディアブロスがかいっ!?すごいじゃないか、あんた!!
ん・・・あ!あれは、上質ねじれた角!!やるじゃないかい!!見直したよ!!」

そう言うとおばちゃんは、ドンガラの肩をドンッと叩くと角の落ちている場所へと
歩きだした。

「い、いや、あ、あの・・・あの角はおばちゃんが・・・わ、わたしはなにも・・・」

しかし、おばちゃんには聞こえなかったようで、落ちている角を拾うと

「あ〜〜っ!素材は手に入ったし、帰るかいっ!ドンガラさん!!ガハハハッ!」

そう豪快に笑うと、さっさとキャンプの方へと歩きだすおばちゃんだった。

またしても、戦わずして勝利を得た英雄ドンガラ・・・。
だんだん「英雄」の名を不動のものにしつつある、ドンガラ・デッカー。

その後、街で「食材屋のおばちゃん」を救った英雄としてもてはやされたことは言うまでもない・・・。



〜「英雄登場!!」第三話 完〜



              「英雄登場!!」第四話

                〜ライバル現る!〜

真夏のサンサンと降り注ぐ太陽の下、一面に咲いたひまわり畑のあぜ道を身に付けた
ヨロイを輝かせ、鼻歌とともに軽快にスキップしていく男がいた。
しかし、5メートルも進まない内に手にした大量のひまわりを地面に置くと横腹を押さえなにやら呟いている。

「う〜む、それにしても熱い・・・。このヨロイの弱点は重いのと蒸せるところにある。
さすがは、わたし。しかしこの真夏になんでこんな装備でいなければならんのだ!?
ま、まあいい・・・。それよりこの花をあの美しいドーンさんに捧げれば、ドーンさんの
心は、もうわたしのものになるに違いない。あぁ、ドーンさん!あなたこそこの私に
ふさわしい!この美しい花をあなたに捧げます。う〜む、かっこいい!流石、わたし」

男は、訳のわからないことをつぶやくと「どっこいしょ」と言って立ち上がり、
軽やかなをスキップで、あぜ道を駆け抜けて行く。
そう!この男こそ、今やミナガルデの街で名実ともに英雄と呼ばれるドンガラ・デッカー
その人だった。

ドンガラは、村に着くと早速目的のドーンの家を目指した。
そしてドンガラが、メインストリートをドーンの家へと向かおうとした時だった。
ドンガラは自分に注がれる大勢の視線に足を止めた。

「ん?どうしたのだ?みんながわたしを見てニコニコしているではないか!
う〜む、ははぁ、そうか!わたしはこの村では有名なのだ!皆がわたしに注目するのは
当然と言えば当然だな。フフフっ・・・。」

しかし、そう呟くドンガラのお尻の部分に犬のう○こが、ベッタリと付いていることを
英雄は全く知る由もなかった・・・。
そしてその様子を防具屋の中からじっと見つめる男がいた。
その男はゲリョス装備に身を固め、武器のようなものは持っていないようだった。
そして男は、不敵な笑いを浮かべると、ドンガラの方へと歩き出し一言呟いた。

「ふんっ、イモがっ!!」

男がそう呟くのとドンガラが防具屋から注がれる凄まじいパワーを感じ取ったのは
ほぼ同時だった。

「ややっ!このわたしに注がれるこの怪しいパワーは!?あきらかにわたしに敵意を
持った恐ろしい殺気を感じるではないか!?う〜む、これはそこの防具屋から放たれて
いるようだぞ。」

ドンガラがそう呟き、防具屋の方へと顔を向けた時だった。

「う、うわっ!びっくりした!・・・」

そこにはドンガラの目の前に立ち塞がり、腹と腹が接するようなかたちでゲリョス装備の男がドンガラを睨みつけていた。

「むむっ、な、なんだ!?貴様はっ!?」

そう言うとドンガラはゲリョス装備の男をそのドテッパラで押し返す。
ゲリョス装備の男はドンガラの腹に押され、1〜2歩後ずさりしたが、すかざず負けじ
とその見事な腹で押し返す。

「俺はガウェインだ!!おまえが英雄と言われているドンブリか!?」
「し、失礼な!だれがドンブリだ!わたしの名はドンガラだ!ばかものっ!」

そう言うとドンガラは更に腹をぶつけて、ガウェインという男を押し返す。

「同じようなもんだ!ドンガラ!この俺と勝負しろっ!」

そう言うと、またまたドンガラをその腹で押し返すガウェイン。

その後、永遠と腹での押し合いを続ける英雄ドンガラと謎の男ガウェイン。

そのふたりの様子を、熱い眼差しで見つめていたのはモスライスの男だった。

「なんと、見事な押し合いだ!あんな凄い押し合い見たことがない!」

モスライスの男はそう言って、ひたすら腹での押し合いを続けているふたりの傍まで
行くと大声で叫んだ!

「この勝負、俺に立ち合わせてくれっ!!」

                 〜つづく〜
「ふぅふぅっ・・・な、なんだ?おまえは?」
「はぁ、はぁ・・・ん?」

その声に壮烈な押し合いを続けていたふたりは動きを止めると、モスライスの男の方に 顔を向けた。

「俺はモスライスの男っていうケチなもんでさぁ、だんな!
だんな達の見事な押し合い には、惚れ惚れしましたぜ! そこでどうです?ここは相撲で勝負をしてみては?」

モスライスの男はニコニコしながらそう言って、落ちている木切れを拾うと地面に 土俵を書き始めた。

「なに!?相撲でか!?望むところだ。俺は相撲は三度の飯より好きだっ!」

ガウェインはそう言うと、どこからか手ぬぐいを取り出し、脇の下を拭いている。

「う〜む、なんで相撲なのかよくわからんが、いいだろう。わたしも一時は
すもうファイターに憧れたくらいだ。あの、巨漢山という力士は実に素晴らしい横綱だった・・・。よし!この勝負受けて立とうではないか。」

そう言うといきなり、ほぼ同時にスクワットを始めるドンガラとガウェイン。

「ふんっ!ふんっ!」
「どりゃっ!どりゃっ!」

どっちがどっちなのかよくわからない状況の中、土俵を書き終えたモスライスの男が
「よし!」と言うと、ふたりに土俵の中に来るように手招きした。

「おう!土俵が出来上がったか!・・・ん?それにしてもヘタだなぁ」

見るとそこには、見事な楕円形の土俵ができあがっていた。

「ほ、ほっとけっ!・・・。じゃ、じゃ始めましょうや!だんな!」

ドンガラとガウェインは東西に分かれると、一発二発と顔を叩いて気合を入れている。
そして仕切りまでいくと、立会いの格好で身構えたふたり。
もう会場は割れんばかりの歓声に包まれている。
いよいよ大一番が始まろうとしているのだ。
モスライスの男は、うちわを持って行司になりきりながらも興奮に生唾を飲み込んだ。
さあ!制限時間いっぱい。
土俵の上では、ドンガラとガウェインが目と目で火花を散らしている。

「はっけよ〜〜い・・・GOッ!!」

次の瞬間、物凄い勢いでぶつかり合うドンガラとガウェイン!
ふたりの汗が飛び散った。
そして、がっぷりよつに組んだふたりは高度な探り合いをしているようだった。
緊迫の時間が流れる・・・。
モスライスの男が大声をあげる。

「んあっけよぉぉ〜〜〜〜〜い!」

一瞬のスキをつき、先手をとったのは、ドンガラだった。

「おうぅりゃあぁぁ〜っ!」

大歓声につつまれる蔵前国技館?
強引に下手投げに持ち込んだドンガラ!決まったかに見えたが、バランスを崩しながらも
強靭な足腰で持ちこたえたガウェイン。すかさず体を離すと今度はドンガラに強烈な 張り手を叩きこむガウェイン。

「うりゃうりゃうりゃうりゃあぁぁ〜〜〜〜っ!」
「あいたたたたたたたたっ!はうっ!」

その強烈な張り手の連続に、たまらず土俵際まで追い込まれた英雄ドンガラ。
絶体絶命のドンガラ!しかし、ここで起死回生の喉輪がカウンターとなってガウェインに
決まった。

「う、うえぇぇ〜〜〜・・・。」

あまりの苦しさに、うめき声をあげるガウェイン。
だが、このままではガウェインも終わらない!顔を上げられながらも、負けじと首輪に 持ち込んだのだ!

「あうぅぅぅ〜〜〜・・・・。」
「うえぇぇぇ〜〜〜・・・・。」

土俵上で、首を絞めあう英雄ドンガラとチャレンジャー、ガウェイン。
ふたりのヘルメットの目の部分から、吹き出る湯気。

「うぅ、し、死ぬ・・・。」
「あぐぅ・・・い、いかん・・・目、目がかすんで・・・」

ふたりがそう呟いた直後だった。

「どど〜〜〜〜んっ!」

遂に意識を失ってしまい、同時にひっくりかえってしまったドンガラとガウェイン。
果たして、軍配はどちらに?

しかし、周りには誰の姿もなく、行司をしていた筈のモスライスの男の姿もない。
既に、モスライスの男は酒場にモスライスを食べに行ってしまったのだ。
誰もいない土俵の上で、失神している英雄ドンガラと謎の男ガウェイン。

そんなふたりを、まだお昼というのに夕陽が照らしているのだった・・・。

            「英雄登場!第4話」〜完〜
















By Mind of Hunting