死神の刃
桂 小太郎様作







プロローグ


ハンター達が集まる街【ミナガルデ】
この街には、ハンター達がクエストを受注することが出来る、ギルド
という施設がある。この施設は、二階建てとなっており、一階は酒場
でここでは食事をしたり、クエストを受注することが出来る。
二階はギルドマスターの部屋となっており、たまにギルドマスターに
呼び出されたハンターが入っていくことがある。

一階の酒場では、今も大勢のハンターがクエストを受注してはギルドから
出て行く。
その中に、一人だけ酒場のカウンターに座り、軽食を食べているハンター
がいた。
シーダ・クロイツ
それが彼の名前だった。歳は18、顔は本人はそう呼ばれるのを嫌うが、
美形の部類に入っている。
彼にはもう一つ異名という嫌いなものがあった。
【死神】
それが彼が最も嫌う呼ばれ方だった。
その異名の由来はその戦い方によるものだった。


そう、彼はいままで出会った獲物を討ちもらしたことがないのだ
そのため、この異名がついたのだった。

軽食を食べている彼にウェイターのベッキ−が話し掛けた。
「ねえシーダ君?ちょっと頼みがあるんだけど〜」
話し掛けられたシーダは食べるてを止める
「なんだ?」
「実は〜、初心者のハンターを指導してあげてくれない?」
「断る」
ベッキ−が言い終わるとシーダは即答した
「お願いよ〜この子、この街のベテランハンター全員に
断られたみたいなのよ〜」
ベッキ−が手を合わせて頼むが、シーダは冷たく
「俺には関係ないことだ」
と言い放った
シーダがそう言うとベッキーは笑顔で言った
「じゃあ、今までのつけ、合計20000z今すぐ払って頂戴」
シーダの前に請求書が突きつけられる
「げっ!!」
請求書を見たシーダがひるむ
ベッキ−はさらに追撃
「頼み聞いてくれたら、チャラにしてあげるわよ〜でも断ったら」
「料金2倍か?」
シーダが聞くがベッキ−は首を振りこう言った
「この酒場の料理は一切食べられなくなり、ハンターライセンス
が永久剥脱されま〜す」
それを聞くとシーダも渋々その頼みを聞くことになった


第一話 初めての弟子


その後、シーダはほぼ無理やりその頼みを聞くことになった
その日は、もう遅かったためシーダは一度家に帰った。
「今日は厄日だ・・・・」
家に着くなりベットに横になり、そのまま寝てしまった。
(ちなみに今日は食事をしに来ただけだったため防具は装備していなかった)

次の日
目を覚ましたシーダは、起き上がると洗面所にむかった
歯を磨いたり、寝癖を直したりしている間に意識がはっきりしてくる
その後、彼はアイテムボックスから自分が愛用している防具
を取り出した。

ガルルガSシリーズ
それは、黒狼鳥イャンガルルガという飛竜の素材を加工して作った
防具で、その強度は雄火竜リオレウスの防具を軽くしのぐ

黒狼鳥イャンガルルガ
それは、簡単にいうと怪鳥イャンクックを黒く塗ったような存在だった
しかし、戦闘力はリオレウスを一撃で仕留めるほどで、
シーダいわく、イャンクックの素早さとリオレイアのパワーを兼ね備えた
飛竜である
そして次は、一振りの太刀を取り出す
青龍斬破刀
刀身に雷を纏う斬破刀の強化版、実際 斬破刀を強化すると鬼斬破、鬼人斬破刀
にたどり着くはずだが、彼はその雷属性に龍属性を追加し、オリジナルの
刀を手に入れたのだった。
刀身は、龍属性を追加した時の反応で蒼く変色し、常に鈍い光を放っている
柄には蒼い龍の装飾が施されている
なれた手つきでそれを装備し、家を出た。

しばらく歩き酒場が見えてくると酒場の前に、ベッキ−とその横に少女
がいた。
「女だったのか・・・・・」
シーダは今までにも初心者ハンターの指導をしてきたが、どれも苦い記憶
しかなかった。
一番ひどかったのは、自分よりも年上の癖に肉食獣ランポスなどと戦う事になると
自分の後ろに周り、いっこうに戦わなかった女性ハンター(勿論初心者)
の指導を頼まれた時だった。
シーダが指導を頼まれたときに即答したのもそのためだった。
シーダは最後に引き受けた指導の頼みを最後に絶対に引き受けないと
決めていたのだ。
今回は、仕方がないことなのだが
ベッキ−は、ギルドマスターのお気に入りで、一度彼女が酒場のつけを
一向に払わないハンターをギルドマスターにとりいって、ライセンスを
永久剥脱させたことがあるという話しをシーダは聞いた事があった。
・・・・怖
「シーダ君、今回指導してあげてほしいのはこの子なんだけど〜」
ベッキ−の隣にいる少女
本名 エミル・シャルロット
歳は16とシーダより二つ年下で、整った顔には、まだ幼さが残っている。
どこか、落ち着けなさそうだがさっきからシーダの方ばかり見ている
しかも、顔がかなり赤い
「え・・・・えと エミル・シャルロットです・・・えと・・
今日はよろしくお願いします・・・」
エミルがシーダに自己紹介をする。
シーダもとりあえず自己紹介をしておいた。
エミルの装備は、武器はハンターナイフ
防具はすべて、レザーシリーズだった
レザーシリーズの防具はその名のとおり皮で出来ており、店で買える
防具でも最も安い物だった
「で?今日はどのクエストに行きたいんだ?」
シーダが聞くとエミルはランポス五匹の討伐クエストの依頼書を出した。
「オーケーじゃあ早速いこうぜ」
「は・・・はい・・・」
シーダはそう言うと、エミルをつれてクエストに向かった。


場面転換【密林】
「ふぅ・・・ようやく着いたな」
シーダ達は、アイルー達の船に乗って密林のベースキャンプに着いた。
船から降りると、すでにアイルー達がベースキャンプを組み立てている
「にゃ〜渡し賃、ベースキャンプ設営、あわせてマタタビ
10本になりにゃす」
おそらくリーダーなのだろう、帽子をかぶったアイルーがシーダの
前まで来て手を出す。
「おう、今回はいつもより早く着いてくれたから・・ほらよ」
シーダが12本のマタタビをアイルーに渡した。(残りの2本は、
アイルーの背中のポーチに他のアイルー達に気づかれないように
入れておいた)
リーダーらしきアイルーは、仲間達のほうに走っていき、一人?
1本ずつ渡していく。
「さてと・・・飯にするか・・」
シーダはそう言うと、アイテムポーチから塩漬けにした生肉と
串を取り出しそれにクランクを取り付け、肉焼きセットに火をくべ
クランクをつけた串焼肉を肉焼きセットのフック?に取り付け、
焼き始めた。
肉は、すぐに赤から茶色にかわり丁度いいところでシーダは、
フックから外す。
こんがりと焼けた肉をエミルに渡す。
エミルは何か言っているようだが、全く何を言っているのかわからない。
そしてようやく
「あ・・ありがとうございます・・・・」
シーダはこれだけを言うのに、普通ここまで時間かかるか?とも思ったが
口にはださず、黙々と自分の肉を焼き始めた。

数分後、肉を食べ終えたシーダ達はランポスを探し始めた。
「5にいくか・・・・」
地図には、5と書かれているエリアはベースキャンプからかなり高いがけ
のツタをつかってを登っていかなければならない。
「登れるか?」
シーダがエミルに聞く。
「え?・・・あ・・・はい・・」
エミルがそう言ったのを聞くとシーダはツタを掴み登っていった。
エミルもその後に続く、シーダが登りきるとエミルももうじき登りきれるところだった。
「(ほ〜女がここまで登りきれるとわな・・・最後にいったやつだと五分の一も登らないうち
に落っこちてたっけか・・・・?まあそろそろ引き上げてやるか)」
エミルがもう時期登りきるところで、シーダが登ってきたエミルを
引き上げようと手をさしのべた。
エミルは少し驚いたような顔をしたが、その手を掴み引き上げてもらった。


「あ・・・ありがとうございます・・」
エミルはそう言ったのだが、シーダにはほとんど聞こえていないようだった。
「?おい、いくぞ」
シーダはエミルにそう言うと歩き出した。
「ま・・・まってください」
エミルもその後を追った。エリア5につくとシーダとエミルはすぐに草むらに隠れた
「(あいつ・・よく隠れたな・・前に一緒に言ったやつは勝手にどんどん
進んでランポスに先手を打たれて食われかけたのに・・・)」
シーダはそれ以外にも驚く事があった。先程までは頼りなかったエミルが
注意深く辺りを見回しているのだ。おまけにいつでも戦えるようにすでに
ハンターナイフを抜いている。
シーダも同じように辺りを見回す
「3匹か・・・・」
そこから少しはなれた場所にモスの体をむさぼっている三匹のランポスがいた
シーダはそれだけ言うと離れた草むらに隠れているエミルに手でいけと
合図を送った(船の中で、打ち合わせをしておいたのだ)
それを見るとエミルは出来るだけ音を立てないようにランポス達に近ずく
ランポス達はまだ気づかない。
エミルがさらに近ずく。
「ほ〜初心者にしては気配うまく消せてるじゃねえか・・・」
シーダが小声でつぶやく
すると、いきなりエミルが走り出した。
一気に距離を詰めるつもりなのだろう。
しかし、途中でエミルは足音を立ててしまった。
ランポス達が一斉にエミルの方をむく
「ギィイイイイイイ!!」
三匹のうち一匹がエミルに飛び掛る
が、エミルはそれをあっさりと避け着地したところを斬りつけた
しかし、ハンターナイフは切れ味が悪いそのため決定的なダメージは
与えられていないようだランポスはすこし唸っただけですぐに体制を
立て直し、ふたたびエミルに飛び掛った。
しかも今回はさらにもう一匹が後ろからも飛び掛る
「挟み撃ちか・・・さ〜てどう出る?エミル・・(俺なら空中でなぎ払うが・・)」
シーダがそうつぶやいた時、エミルが動いた。
横に前転して、その場から離れる
するとランポス二匹は、空中でお互いにぶつかり合い地面に落ちた。
その二匹にエミルはポーチから二つの球体を取り出し投げつける
ドゴゴ−ン!!「ギャアアアアアア!!」
球体はランポス二匹に当たると爆発を起こした。
「へ〜拡散弾の中身の小爆弾か(それにしてもよく出したな)」
拡散弾とは、一つの弾丸の中に小爆弾が複数入っている弾丸で、
かなりの破壊力を持っている、しかし小爆弾だけを取り出すのは
プロのガンナーでも取り出すが難しく失敗すれば小爆弾が爆発をおこし
ハンター自身もただではすまないだろう。
ランポス二匹はしばらくもがいていたがようやく起き上がった。
しかし、起き上がった瞬間ランポス二匹の首をエミルのハンターナイフ
が跳ねた。
首がなくなったランポス二匹は、ふたたび倒れこみ動かなくなった。
しかし、エミルはあることを忘れていた。
ランポスは三匹いたということを
「ん〜」
エミルはそんな事など忘れて、ハンターナイフを腰のホルダーに収めて
のびをした。
そこに最後のランポスが襲い掛かる鋭い爪を振りかざしエミルに
向かって振り下ろした。
しかし、突如現れた青龍斬破刀の刃がランポスを一刀両断しそれを
沈めた。
みると、そこにはエミルの前に立ちはだかり青龍斬破刀を振り切った。
シーダがいた。
それでは続きを書こうと思います(どうやら今までの分書き込まなくてすむようですね)

「グオオオオオオオオ!!」
「やべっ!!気づかれた!!」
「ちぃ・・・迎え撃つぞ!!」
シーダが青龍斬破刀を鞘に収めようとした瞬間、エリア2のほうで飛竜の咆哮と
二人の男らしき声がした。
「誰かが襲われてる・・助けねえと!!エミル!!お前はベースキャンプに逃げろ!!」
シーダはそう言うとエリア2に向かって走り出そうとした、が
「私も戦います!!」
突然、エミルはハンターナイフの刀身を外した。
すると、ハンターナイフの刀身の下から、水のように透き通った刃が現れた。
「オデッセイブレード!?」
さらに、エミルは全身を覆う装備を取り外した。
装備の下からは、白い衣が現れる。
「オデッセイブレードに白龍の衣!?お前一体・・・」
「説明は後です!!行きましょう!!」
「・・・わかった!!」
そう言うと二人はエリア2に走り出した。













By Mind of Hunting