異世界の青年 〜存在なき竜〜
破滅が奏でる交響曲様作







  気がつくと私はココにいた。

密林に彼はいた。
そこらへんのハンターが斬る物とは違う布でできた装備…というか服装。
服装のガラには大きく十字架の模様が書いてある。後ろにはマントもついてある。
顔は瞳は黒…いや、深海のような闇の方が正しいであろう。
髪は異様に長い。瞳と同じ闇のような髪がだらんと膝方まである。
見た目的には20歳の青年である。このような青年が狩場にいることは珍しいのかどうなのか・・・

  さて、幾分状況がつかめんので話を整理しよう。
  どうやら、ココは密林らしい・・・
  そこいらに獣の気配はするが・・・いたるところにいるので詳しい場所は不明。
  人気はあるようだが・・・・
  まぁ、とりあえず歩くか・・・・

彼は、歩き出す。
しばらく、歩いた所で足を止める。

「ギャース、ギャース」
「うあぁ〜〜〜〜〜」「キャーー」
獣の鳴き声と若い男女の悲鳴である。
青年は声がする方向へと走ってゆく。

 
  なんだ?アレは?

青年が見た獣は小型の肉食モンスター『ランポス』である。
青い鱗が特徴的なモンスターである。
そのランポスが若い男女を追いかけている。
ランポスは六体。
若い男女は必死に逃げているが・・・
六体である。そぅそぅ逃げられる物ではない・・・
そう言っている間に若い男女は囲まれてしまった・・・

「もぅダメだ〜〜」
「神さま〜〜〜」
半ば、人生の終わりに恐がる若い男女・・・
ランポスが一斉に飛び掛る!!

「死にたくなければ伏せろ!!」
青年が二人に駆け寄りながら大声で喋る。

『はい!』
二人の声が重なり、言われたとおりに伏せる!


ズシャ
鈍い音。
何かを切りつけた音である。
騒がしかった泣き声はもぅしない。

二人が恐る恐る目を開ける。
ソコには先程のランポスは亡骸と化し、一人の青年が立っていた。
しばらく、ポカ〜〜ンとしていたが二人とも我を返した。

「あ、あの、ありがとうございます!」
まずは若い女性が言う。
「一時期はどうなることやら・・・」
そして、若い男が答える。

「礼はいい。お前ら何をしていた。」
青年が尋ねた。
「クエストの特産キノコを集めていたんですけど・・・」
「集めてのはいいんですが、運悪くランポスの集団にみつかっちゃって・・・」
「現在にわたります。」

「では、名前を名乗らせてもらおう。クロスト・ウエポンと言う。」
青年は自分の名を明かす。

「あ!フィヤ・マルシアスと申します!」
フィヤと名乗った女性は答えた。
年齢は17辺りであろうか・・・
装備は弓。身軽な服装をしていた。

「ファル・マルシアスです。」
ファルとなのる男性は答える
年齢は16辺りであろう。
武器は片手剣。鎧等はボロボロの鎧を着ていた。
おそらくお古であろう。

「二人ともマルシアスということは兄弟か?」
「えぇ、そうです。」
「はい。よろしければこのまま村へと戻りませんか?」
ファルが尋ねた後、クロストは「あぁ、いいだろう」と返事をしペースキャンプへと向かった。

その後、しばらく待つと馬車がきた。
すいぶん古いが四人は楽にのれるくらいの大きさである。
三人なら楽勝である。







そうして、彼らは村へと向かうのであった・・・・


「ところで、クロストさんの武器って珍しいですね。」
フィヤが言うと、クロストは首を傾げる。
クロストが言うのにこの武器は刀と呼ばれる物である。
どうやらクロストが作ったらしく他にはないオリジナル。

その刀はクロストの格好のマッチしている黒。
剛と柔の鉄で作られたその剣は、攻撃を受け流すコトができる。
ちなみに名前は『黒泉』

そのほか、いろいろな事を話したが、クロストは軽く受け流していた。




そんな事で村へと到着。
名をワンス村。変な名前だ・・・(ぉぃ


「平和な村だな。」
村についての感想がポツリとこぼれる。
「平和じゃないんですけどね・・・最近は・・・」
ファルがヤレヤレという顔で喋る。
「では、ギルドに行きましょう。」
フィヤがそういい、ファルとフィヤは歩き出す。
その後をクロストが追う。


〜ギルド〜
ギルドにつくとあわただしかった。
なにやら騒動があったらしくハンター達が必死に蠢いてる。
剣の準備をする者、調合をする者、装備の手入れをする者。
様々である。

ファルとフィヤはカウンターに行く。
すると店員が・・・

「今、受けられるクエストは一つしかないの!手付金は無料。報酬は一人15000を約束するわ。
 規定はいつもどおり4名だけど、ナンパーティでも参加していいことになってるから。
 仕事はラオシャンロンの撃退。倒さなくてもいいわ。撤退させるだけでも・・・」
「あの、仕事から帰ってきたんですけど・・・」
「今、忙しくてそれだけじゃないんだけど・・・ごめんね」
店員の女性は額に手を合わせ、謝る。

「へへぇぇぇぇぇええええええええ!!???」
ファルはとなりで物凄く驚いていた。
最初はへぇぇ〜〜〜と受け流すつもりだったが驚きでえが繋がってしまった。

ラオシャンロン。老山龍とも呼ばれるその龍はまさに山。
その巨体の進路にたどった街は潰されるのはやむをえない。
ソレが古龍である。まさにソレは災害に近い。

フィヤもあせり気味である。
「どうしましょう。猫の手にも借りたいほどらしいから参加してみる?」
言ってる事と態度が違いますね。

「じぁ、決定!場所は砦だから!急いでいってちょうだい」
とまぁ、こんな感じで決定した。


しかし、ランボスに苦労するド初心者が古龍ラオシャンロンに勝てるのであろうか・・・
まぁ、凄腕パーティが他にもいるらしいが・・・
ラオシャンロンをどかす事ができるのか?
















By Mind of Hunting