LEGEND・OF・HUNT
Masaki様作
伝説の始まり
元服の儀
仲間そして狩り
悪夢再び
予言の日
正者の世界《前編》
正者の世界《後編》
序章・伝説の始まり
ここはココットより北にある「氷の村ゼリゲス」である。
ここに住むコーランド家にある一人の子供が生まれた。
その子は紫の髪をした男の子だった。
この子が産声をあげた時、予言者は言った。
「この子はいずれ、この村を災いから救う光となるでしょう。」
そう言って予言者は子を抱きかかえ言った。
「この子の名は、光という名の『ベルネス』!!」
ーそれから10年後ー
十歳になったベルネスが昼寝をしていると、同い年の友達のクリスが
こちらを覗き込むようにして言った。
「おーい!起きろベルネス!」
「う・・ん。ん?なんだクリスか。どうかしたか?」
「おいベルネス!街のハンター達が来てるぜ!!」
とクリスは言った。
「えぇ!ハンター!?見に行こうや!」
ベルネスは顔を輝かせた。ベルネスにとってハンターとは
神様のような存在だった。この村の掟で
『ハンターになってもよいのは、15で元服の儀を受けた者のみ。』
となっているので、ハンターになりたくても
あと5年は待たないといけないのだ。
そのハンターが来てるとなれば見に行くしかないと思えた。
「ほら、村長と喋っているあの四人だよ!」
クリスが指差した先に、身なりきちんとした四人がいた。
「ん?あの四人、もしかして国王直属のハンターじゃない?」
ベルネスが言った。クリスがハンター達を見た。
「ほんとだ。国のマークが鎧に入ってる。そうなら四人とも
国王の命令で来たんだと思うけど、こんな村に何の用だろう?」
「分かんないけど、盗み聞きしたら分かると思うよ!」
二人は顔を見合わせてニタ〜とした。
近付いていくと話し声が聞こえてくる。
「・・であるからして、この近くの沼地に『キリン』と言う
モンスターが現れたのでそれを討伐するため、納税をお願い致します。」
気付かれないようにベルネスとクリスが話す。
「キリンだって、聞いた事ある?ベルネス。」
「いいや、俺はランポスぐらいしか知らない。」
「見たくないか?」
クリスがニタ〜とする。
「見たい!!!」
ベルネスがニタ〜とする。
「よし!あいつらの馬車に隠れようや!」
そう言うと近くに止まっていた馬車の中で布をかぶりだした。
しばらく隠れていると馬車が動き出した。
「キリンってどんな奴だろう?」
「きっとでっかい竜じゃないかな!?」
「強いんだろうな〜」
などと話してるうちに沼地に入ったようだ。急に馬車が止まり、声がする。
「いたぞー!!キリンだー!!」
「俺が倒してやる!!くらえ・・・ギャーー!!!」
「大丈夫かー!!態勢をたてなお・・うわー!!」
「なんだこいつは!!雷を使えるのか!!」
「ギャアァァァ!!!!」
「ぐわーーー!!!」
全員やられたみたいだ。二人とも震え上がった。
「なんだよ!どうなってるんだよ!外は!?」
「分からないよ!!それより早く帰ろう!!」
次の瞬間、雷で馬車が崩壊した!
「つっ!!大丈夫かベルネス!!!」
「クリスー!!!後ろぉぉ!!」
クリスが振り向いたときには遅かった。
片目に傷のある白銀の馬が攻撃してきた。
「うわあぁぁぁ!!!!!」
クリスは雷をうけ、死んだ。死んだクリスの体はけいれんを起こしていた。
「クリス!クリスがー!!!!!!」
キリンはクリスに攻撃したあと、こちらを睨み去っていった。
ベルネスがクリスにかけよる。だが、クリスの手はもう冷たくなっていた。
「クリス・・そんな!いくなよ!まだ行くなよ!!まだ遊びたりないよ!!!
まだ行くなよ!!!クリスー!!!!」
無駄だと分かったとき、ベルネスは泣いた。泣いて泣いて泣きぬいた!
そしてクリスの持ってたペンダントを自分に着けた。
「クリス・・。必ず仇はとる!この命にかえても!!」
そして、クリスの死体をかついで村へと帰った。
ベルネスは誓った。必ずあのキリンを倒すと!!
ー10年後〜街ー
酒場のハンターが言った。
「おい!聞いたか!近頃街に『紫の死神』って凄腕ハンターがいるって!」
「おう!知ってるぜ!ダークトーメントを使うハンターだろ!!
なんでもその大剣でレウスを一人で狩ったとか言う!」
「そうそう!でそのハンターがこの街にいるらしい!」
「俺のことか?」
二人ともビクッとした。振り向くと紫の髪の男がいた。
「皆はそう呼んでるらしいが、俺はベルネスだ。しばらく
この街に厄介になるぜ!」
そう言うとベルネスはゲストハウスに向かった。
後ろを見ると二人のハンターがあ然としていた。
第一章【元服の儀】
ゲストハウスのルークに入ったベルネスは
レウス系防具とレッドピアスをとり、ふと5年前を思い出してみた。
ー5年前〜村ー
「これよりベルネスの元服の儀をおこなう。」
予言者はそう言うと祭壇の前に立った。
「ベルネスよ、祭壇の前に来られたし。」
「はい。」
ベルネスは祭壇の前に来ると、手を予言者に向けた。
「これよりベルネスを大人と見なし、村の象徴であるケルビの頭文字
『K』を手に焼付ける。」
予言者はたいまつの中にナイフの刃を入れた。
そしてそのナイフでベルネスの手に『K』のマークを彫っていく。
真っ赤になったナイフで手にマークをつけられる苦痛で
ベルネスが歯を食い縛る。
彫り終わって予言者が言った。
「今からベルネスを成人した大人と見なす!」
「これで元服の儀は終わりです。さあ皆さん!存分に宴を楽しみなさい!」
皆がどっと騒ぎ出す!そして大人になったベルネスを皆が囲む。
「おめでとう!ベルネス!!」
「そら!ベルネス、酒だ!お前は大人になった!!存分に飲め!!!」
「ありがとう!」
ベルネスはジョッキいっぱいの酒を飲み干す。
「いいぞ!ベルネス!!!」
「おめでとーう!!!」
そして宴は夜中まで続いた。
夜明けになるとベルネスが荷物をまとめだす。
「やっぱりこの村を出るのだな。」
ベルネスに父が言った
「あのキリンを探すのか?」
ああ、とベルネスが言う。
「あのキリンは必ず探し当て、仇をとる!!!!」
それを聞いた父はでかい箱と小さい箱を取り出す。
「この大剣とピアスを持っていけ、二つとも俺が使ってたものだ。」
そう言うと箱を開け大剣とピアスを渡す。
「この大剣はダークトーメント。ピアスはレッドピアスだ。」
「ありがとう。親父、元気でな!」
「お前もな!」
ベルネスは家を出て、夜明けとともに村を出た。
5年前の事を思い出したあと、ベルネスは防具とピアスをしたら
立ち上がって道具屋に向かった。
道具屋に入るとおもむろに何かを探す。
「いらっしゃい。何をお探しで?」
「増強剤ある?」
「ああ〜ちょうど切らしてますね〜。」
「そうか・・・。」
そのとき、眼帯をしたハゲの若い黒人が入ってきた。
「よう!おっちゃん!ん?見慣れない人じゃん?」
「いやこの人がね、増強剤欲しいらしいけど今切らしててね〜。」
道具屋の店主(おっちゃん)が説明した。
「それなら俺のやるじゃん。」
「ほんとか!ありがとう!!」
「いいってことじゃん!ところで名前は?」
「ベルネス。」
そう言ったら、店中が静まり返った。
最初に喋ったのはおっちゃんだった。
「あんた、もしかして『紫の死神』!?」
「そうだけど・・。」
「マジで!?俺はレイってんだよろしく!」
レイは手を差し出した。
「よろしく。」
ベルネスは握手した。
「レイ、そのハンマーはなんだ?」
「あ、これ?バインドキューブって言う俺の愛用ハンマーじゃん!!」
レイはハンマーを構えて見せた。
ハンマーをしまうとレイは喋った。
「それはそうと増強剤をタダっていうのはな〜」
「はいはい、でいくら?」
レイがニタ〜とする。
「レイアの討伐手伝ってもらおうじゃんか!!」
「なにー!!なんで増強剤がレイア討伐になんだよ!!」
「いいじゃないか〜金も入るし、増強剤も手に入るし!
一石二鳥とはこのことじゃんか!!」
「確かに・・・。」
レイが肩に手を置いてくる。
「よし!決まりじゃん!!明日の10時だから!遅れんなよ!!!!」
そう言うと上機嫌で帰ってた。
(あいつじゃんじゃんばっか言ってる・・・。)
と、思いながら不機嫌で帰ってくベルネス。
レイの印象が強すぎて、すっかり増強剤の事を忘れていた。
【第二章・仲間そして狩り】
ゲストハウスで回復薬グレードを調合して砥石でダークトーメントを研ぐ。
回復薬グレード、回復薬、砥石、解毒剤、肉焼きセット、こんがり肉を
ポーチにいれて用意をすませた。
そしてテーブルの鈴を鳴らした。
「ニャアアァァー!ニャ!ニャ!!」
一匹のアイルー(メイド猫)が来てメニューを渡してくれた。
「じゃあ、ホタテチップとポピ酒をくれ。」
「ニャアニャア!!」
しばらく待つと料理を運んできてくれた。
「頂きます!モグモグ、バリムシャ、ゴクゴク・・」
「ああー!食った食った!!さて寝るか。」
ベットに入ると思いの他すぐに寝た。
「ベルネス・・ベルネス・ベルネス!ベルネス!!」
「うるせ〜な・・・ってえぇ!誰だ!!!」
見ると茶色いハゲ頭の男がいた。
「何寝ぼけてんじゃん!!俺じゃん!俺!!レイじゃん!!」
「レイ!?なんでここに・・・。」
レイは時計を指差しながら言う。
「もう十時半じゃん!!てめぇが遅いからむかえにきたんじゃん!!!」
「え!!十時半!?寝過ごしたのか!!!」
そう言うと急いで防具をつけ、大剣を担ぎ、ポーチを着けた。
そして、ゲストハウスを出て酒場へ向かう。
酒場には二人のハンターと少し小さいアイルーがいた。
「遅いよ『紫の死神』!!あたいはマリイだ。」
大柄な青髪の女ハンターが言った
「ほんと、私も待ちくたびれましたよ。私はファウンスです。」
今度は眼鏡をかけた上品そうな黒髪の男が言った。
「ちなみにこっちが私の相棒、アルミイです。」
「ニャニャニャニャアァァー!!」
「アルミイが『よろしく』って言ってます。」
「よ・よろしく・・。」
たじろきながら全員の武器を見てみた。
マリイの武器はオーガーランスのようだ。
ファウンスの武器はラビットキャストだ。
「この人達、皆お前の友なのか?レイ。」
「ああ!そうに決まってるじゃん!今日からお前も友じゃん!!」
「ありがとう。」
そして、皆を見ておじぎした。
「よし行こうよ!」
「行きましょうか?」
「いこうじゃん!!」
ベルネスはやれやれっと思いながら言う。
「行こうや!!」
そして、狩りに向かった。
ー沼地〜レイア討伐ー
「うう。さぶいよ。ファウンス!ホットドリンクをくれ!!」
「ほらよマリイ。」
「サンキュー!!ゴクゴク・・プファー!!温まってきた!!」
レイがはしゃいでいる。
「初めての飛竜狩りじゃん!!ヤッホー!!」
ベルネスはふるえている。
「どうしたのよ!ベルネス!!寒い?」
「違う・・ここは二度と来たくなかった場所だ!!」
「何言ってるんじゃん?ただの沼地じゃん!?」
「そうじゃない!!ここは俺の友を死なせてしまったところだ!!!」
そう。ここは数ある沼地の中でクリスを死なせてしまったところだった。
「ま・まあ気にせず行こうじゃん!!何があったか知らないけど・・。」
ベルネスが無口のまま、狩りに行った。
しばらくすると、ランポスの群れがいた。
「キシャアァー!!!」
「雑魚ですね。かかって来なさい!!」
皆が武器を抜く中、ベルネスだけは武器を抜かなかった。
ベルネス以外がランポスをけちらす!
「退けじゃん!!」
レイがランポスをつぶしまくる!!
「あたいも負けないよ!!」
マリイも負けじとランポスを貫いていく。
「私も負けませんよ!!」
ファウンスは皆の援護やランポスを撃っていく。
しかし、一匹のランポスがベルネスに向かっていく。
「ベルネス!危ないですよ!!」
ランポスがベルネスに飛び掛ろうとしていく時、ランポスが真っ二つになった。
ベルネスがものすごいスピードで斬ったようだ。
「すげーじゃん!!!ベルネス・・?」
ベルネスはすごく冷たい目をしていた。
恐怖、絶望、そして怒り、すべてがにじみ出ていた。
そんな目を察したレイはあえて話しかけなかった。
その時、ものすごい風圧が皆を襲った。どうやら、レイアが来たようだ。
「とうとうお出ましじゃん!!」
降り立ったレイアにレイ、マリイそしてベルネスが斬りかかる。
ファウンスは援護をする。
レイア討伐の始まりだ!!!
【第三章・悪夢再び】
レイアが降り立った時、マリイが突進して行った。
「あたいの攻撃受けてみな!!!」
レイアの脚にランスが刺さり、血が噴き出した。
そして容赦なくレイが麻痺属性のバインドキューブで攻撃していく。
「レイ!!援護します!!」
ファウンスが麻痺弾で攻撃していく。
麻痺属性のW攻撃ですぐにレイアは麻痺状態になった。
「よし!紫の死神の本領発揮だぜ!!」
ベルネスの大攻撃ラッシュによりレイアの翼爪は砕けた。
「ベルネスさん!退いてください!!」
ベルネスはレイアから退いた、と同時に大きな爆発が起きた。
「ニャニャー!!ニャアァ!!ウニャァ!!!」
「ナイスです!!アルミイ!」
どうやらアルミイが大タル爆弾を仕掛け、爆破させたようだ。
「やるじゃん!!アルミイ!!最高じゃん!!」
レイに褒められて、アルミイは跳ねて喜んでいた。
「よし!!一気に終わらせようぜ!!!」
ベルネスがレイアに向かって行ったがその前に麻痺が解けたようだ。
レイアが後ろに一歩さがる。マリイがゾッとした。
「ベルネス!!サマーソルトがくるよ!!」
サマーソルトとはレイアが体を宙返りさせて、
その際毒の棘がある尻尾を相手に叩きつける大技である。
マリイが叫んだ時にはベルネスは岩に叩きつけられていた。
「グア!!ちく・・し・ょう!!!」
ベルネスは舌打ちをして、回復薬グレードと解毒剤を飲んだ。
しかし、レイアがこっちを向き走ってきた!!
「ちくしょう!!これまでか・・!」
だが次の瞬間、目の前が光で包まれレイアがひるんだ!
「もう大丈夫じゃん!!一気に殺っちゃおうじゃん!!」
レイが閃光玉を投げてくれたようだ。
「サンキューな!!レイ!!!」
レイはガッツポーズをしてレイアに向かって行った。
マリイやレイ、ファウンスの攻撃を受けレイアの体中の鱗が剥がれていく。
そして止めの一撃をレイがしようとしたらレイアが尻尾を叩きつけてきた。
「痛てーじゃん!!あ!!!」
レイの武器は向こうに飛んでった。
その時レイアが待ってましたとばかりにレイに突進していく。
しかし、次の瞬間レイアの首がなくなっていた!
ベルネスがダークトーメントで鱗のない首を骨ごと斬り飛ばしたのだった。
「借りは返したぜ!!」
「すげえじゃん!!!さすが紫の死神!!!」
皆がほっとしてレイアの体から素材を剥ぎ取ろうとしたとき、何か白い物が来た。
ベルネスはそれが何か分かり、ゾッとした。
「うそだろ・・・。なんでここに・・。」
それは、まぎれも無く親友クリスの命を奪った奴。
片目に傷のある雷獣キリン!!
キリンは一声鳴くと近くにいたアルミイに雷を落とした!!!
「ニャアアァァァ!!!!!!!!!」
「アルミイィィィィ!!!!!!!」
ファウンスの声を聞き、ベルネスはダークトーメントを持ち、
キリンに斬りかかったがキリンはひょいとかわして逃げた。
「アルミイがー!!!」
「速く街にいこうじゃん!!手遅れになってしまう!!!」
キリンは同じ場所でまた大切なものを傷つけて行った。
ベルネスの怒りは頂点に達した。
しかし、それはともかくアルミイを速く街に連れていかなければと思った。
ベルネスはもう二度と大切なものを失いたくなかった。
レイアの死体を残し、ベルネスは街へと帰って行った。
【第四章・予言の日】
血まみれの泥まみれになりながらも四人はアルミイを抱きながら走った。
そして街についた。その時にはもう朝の6時だった。
街に着いてから気付いた。街の様子がおかしい。
水が出てない噴水、壊れたドアにボロボロの建物、そしてそこら中の地面に
穴が開き、人っ子一人いない。
「なんだ・・。どうしたことだ・・・何があったんだ!!!」
驚きながらも診療所へ急いだ。
だが、診療所もさえもボロボロになっていた。中に入ると医者が震えていた。
「おい!!どうしたんじゃん!!何があったんじゃん!!」
レイが問いかけると医者は途切れ途切れに震えながら言う。
「ハ・ハクギンノ・・ウマ・ガ・マチニ・・・キタ。ソシ・・テ、ヒトビ・・ト
ヲオソ・・ッタ。オソワ・・レ・タモノ・・ハ・ミナ・シンダガ・・オソワ・
レタ・モンス・・・ター・ハ・・スガタヲ・・カエテオソッテ・・キタ。
モンス・・ター・ドモハ・・アタマニ・・ツノガ・・ハエテ・・コウゲキ・・
スルト・キ・カミナリ・・ガ・デタ。ソシテ・・ハクギンノ・・ウマハ・ベツ
ノトコロへ・・イッタ・・・ヨウダ・・。」
そう言うと医者は息をひきとった。その時!アルミイも冷たくなってしまった。
「え・・アル・ミイ?アルミイ!!アルミーイィィィィ!!!」
ファウンスは泣いたが、アルミイは生き返らない。死んだのだから。
皆の目にも涙が浮かび、アルミイの死を嘆いた。
そして診療所を出るとアルミイの墓を築いた。花をそえ、皆が手を合わせる。
キリンは大切なものの他に多くの命を奪った。
ベルネスのキリンへの怒りと憎しみが頂点に達した。その時頭の中で声がした。
『ベルネス、私です。予言者です。とうとうこの日が来ましたね。
あなたが生まれた日に予言した日です。悪魔の力を授かったキリンは今や
破壊と殺戮を繰り返す機械になってしまった。
今は村を渡って殺戮をしています。もうすぐこの村にもやって来るでしょう。
あなたの使命はキリンを倒すことです。
そうすればモンスターも元に戻るでしょう。さあ行きなさい。
あなたという光でキリンを聖者の世界へ導いておあげなさい。
最後に神のご加護があらんことを。』
どうやらテレパシーで話しかけてくるようだ。ベルネスは涙を拭き立ち上がった。
「レイ、マリイ、ファウンス。アルミイの仇は必ず取る!
だから信じて待っていてくれ。ゼリゲス村にやつは行くだろう。
そこでやつを倒す!!だから待っていてくれ。」
そしてベルネスは北へ向かい走り出した。目指すはキリン。
友の命を、アルミイの命を奪った悪魔のもとへ進む。
一歩、また一歩キリンに近づく。もうすぐ村に着くという所で白いモンスターが
現れた。それは角があり牙の育ったランポスだった。
「キショアアァァァ!!!」
その鳴き声は普段のランポスではなかった。
ベルネスはキリンにこの姿に変えられたランポスを見て更に怒りが増した。
と同時に哀れなランポスに喋りかけた。
「ランポスよ。哀れな姿になったな。絶対元に戻してやるぞ!!」
そう言うとベルネスはダークトーメントの柄でランポスを殴り、気絶させた。
また走り出してゼリゲスに着く。そこには人々がいつものように暮らしていた。
「おお!!ベルネスじゃねえか!どうした?こんな昼に。」
「逃げろ!!皆!凶暴なモンスターが来る!!!」
「何!!それはほんとか!?じゃあ俺は村人を非難させるぜ!!」
そう言うと皆が村の外へと非難した。
人っ子一人いない村の上空に雷雲がたちこめる。キリンがきたのだ。
キリンはこっちを確認すると鳴き声をあげた。
「キリン!お前との戦いを待ってたぜ!!俺がお前をあの世に送ってやる!!!」
そして武器を抜いた。
のちにLEGEND・OF・HUNTと呼ばれる戦いの始まりだ!!!
【終章・聖者の世界《前編》】
友を殺されたその日以来、悪夢を見続けていたベルネス。
『あの時、俺に力が、武器があれば・・・』そう思いながら自分を攻めてきた。
【俺のせいでクリスは死んだ】
自分の非力さを恨み、呪い、そして憎んだ。
キリンも憎い。自分も憎い。神も憎い。
キリンを聖者の世界へ送ったら、
−−−−−その時には−−−−−
ベルネスの脳裏を横切ったその言葉。
キリンを殺すため、仇を討つため、悪夢を断ち切るため
今、最後の聖戦『LEGEND・OF・HUNT』が始まりを告げた・・・。
「うおおぉぉぉ!!!!!!!」
ベルネスがキリンに斬りかかる。死神の鎌であの世へ旅立たせる為に。
黒光りの刃がキリンをとらえる。キリンが真っ二つになる。
「やった・・。のか?倒したのか!!」
あっけなかった。そして終わった。
だがそれは、残像だった。
真っ二つになったキリンが消えた。そしてベルネスの背後に悪寒が走る。
後ろを見ると白銀の馬が角を向け、突進してくる!
ベルネスはとっさに避けたが腕にかする。
その瞬間、おびただしい量の電撃が体を走る。
「ぎゃあぁぁ!!なん・・だ・この電・・撃は・・。」
倒れるのをこらえて大剣を構える。そしてキリンがこっちに来る。
「来い!!化け物め!!!!!」
キリンがどんどん近づいてくる。が、ベルネスの手前で止まる。
そのキリンの止まったのはベルネスの間合いの一歩手前。
踏み込めば斬られ、踏み込まなければ攻撃ができない。
ベルネスの剣の結界。踏み入るものは無し。
しかしキリンは一歩下がると鳴いた。するとベルネスに雷が放たれる。
「無駄だ。」
ベルネスの最強の一撃により、雷が斬れた!!それは雷が大剣を通る前に弾いた。
そしてベルネスが間合いを詰める。
「くらえ。そして死ね!!!」
キリンは攻撃態勢に入ったがもう遅かった。
「『夢幻・狼斬破』!!!!!」
ダークトーメントが狼の牙のようにベルネスが狼のようにキリンに襲い掛かる。
キリンは吹っ飛び、血が出る。同時にベルネスが倒れる。
どうやらキリンに刃を入れたせいで電撃が走り、麻痺になったらしい。
しかしキリンは死んだ。かに見えたが起き上がった。
角に電気が走っていて目は赤い。怒っているようだ。
「ち!!これまでか・・。ごめんなクリス。」
ベルネスに向かって突進してくる。ベルネスは目を閉じ覚悟した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・遅い。
まだ死んでないのは何故だ。時間がとまったのか?
目を開けて前を見てみる。
すると茶色いハゲ頭が前に立ってキリンの攻撃をハンマーで受け止めていた。
「まだまだじゃん!!!!!俺がいないとだめじゃん!!!」
「レイ・・。・なぜここに?」
「そんなことより、こいつを倒そうじゃん!!!!!」
そして怒涛のクライマックスへ
【終章・聖者の世界《後編》】
最低最悪、残酷冷徹。そんな言葉が似合う『キリン』
そんなキリンに立ち向かうのは二人の男。レイとベルネス。
そして『LEGEND・OF・HUNT』も終わりが近づく。
レイは攻撃を受け止めていたがキリンがハンマーを通して電撃をくらわす。
「うああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「レイ!!!」
レイは殺られたのか?いや、レイはケロッとしている。
「な〜んてな!!効くかそんな攻撃じゃん」
そう言うとレイがキリンを跳ね飛ばす。
「麻痺は治ったかじゃん?立てるかじゃん?」
「ああ・・。でも何故?電撃がながれたのに・・・・。」
レイは手を見せる。見るとそれはタロス系防具ではなかった。
「レイ。この装備はなんだ?」
「これはな。ゲリョスの皮に硬化薬グレードを混ぜ強度を増した
『ゲリョスミレミアム』の腕の防具じゃん!!」
「すげぇや!!ただ者じゃないな、お前!!!」
「ただ者じゃん!それよりキリンが来るじゃん!」
ベルネスが見るとキリンが起き上がり雷を辺りに落としていた。
周りの誰もいない家屋が燃えて、辺りが焼け野原になった。
「なんて奴じゃん!!ものの十秒で焼け野原を作ってしまったじゃん!!!」
「ちっ!!俺の村をよくも!!!!」
ベルネスは怒りに任せて向かっていく。キリンは逃げずに受けてたった。
「うおおぉぉぉぉ!!!」
キリンに向かいダークトーメントを振りかざす。キリンは避けて攻撃に転じた。
ベルネスの上空から雷が落ち、ベルネスに直撃した。
しかし、普通なら死んでもおかしくない量の電撃をベルネスは耐えた。
耐えたといっても致命傷だった。血が出て、酷い火傷も負った。
だがベルネスにはそんなのはもう、どうでもよかった。
そう、あの言葉が頭にあるからだ。
キリンを聖者の世界へ送ったら
その時俺は命を絶ち、
もういちど大地へ戻る。
それが助けれなかった命への償いとなるのなら俺は喜んで――
――――――――死ねる――――――――
ベルネスが耐えていく、その痛みを。耐え抜いた時
レイがキリンへ向かって行っていた。
「うりゃああぁぁぁぁ!!!!アルミイの仇だーーー!!!」
レイがハンマーで叩き潰しにかかる。
人は怒りに任せるととんでもない力を出すようだ。まさに今がその時だ。
レイのハンマーはキリンのもう一つ目にあたり片目が潰れる。
キリンはひるまずにレイに突進していった。
鈍い音がする。なんとキリンの角がレイの右肩を貫いていた!!
「ぐあああああぁぁぁぁ!!!!!!!」
傷口がみるみる内に焼けていく。電撃が通っているからだ。
「レイ!!!死ぬんじゃねえ!!!!」
キリンは角を抜き、レイを弾き飛ばす。もの凄い量の血が流れる。
ベルネスがレイへ駆け寄る。
「レイ!!死ぬんじゃない!!生きろよ!!!」
「ああ・・。生きるじゃん・。生き続ける・・じゃん・・・。死なな・・い。」
手から体中が冷たくなる。レイは死んだ。
「おい!なんだよ・・・。お前もか!!お前も行ってしまうのかよ!!!
生きるんじゃないのかよおおぉぉぉ!!!!!!!!」
ベルネスの目から一筋の水が流れる。
−−−それは涙−−−
死神にはないはずの涙だった。ベルネスがキリンを睨む。
その目には怒り、悲しみ、涙が浮かんでいた。
キリンが勝利の雄叫びをあげる。しかしベルネスが怒鳴る。
「勝利の雄叫びを叫ぶのは俺を倒してからだ!!!!!!!!!!!!!」
キリンがベルネスに向かっていく。ベルネスがキリンへ向かっていく。
次の瞬間
キリンの角がベルネスの心臓を貫く
即死のはずだったがベルネスの命はつなぎ止められた。
それはもう精神の力だった。ベルネスは角を持ちキリンを離さないようにした。
「キリン!!一緒に聖者の世界を見てみようや!!!!!!!」
そう言うとキリンにダークトーメントを刺した!!!!
キリンの背中から腹に大きな穴が開いた。血が噴出し電気も消えていく。
「死ぬか。死ぬなら死ね。俺も行って聖者の世界へ案内してやるよ。」
キリンは声なく死んだ。ベルネスも後を追うように
【死んでしまった】
殺して殺され復讐は終わった。復讐の終わりが来て人生も終わった。
ベルネス・コーランド 20歳
キリン討伐後他界。その後マリイとファウストがレイと一緒に手厚く葬る。
聖者の世界を見に行ったまま帰っては来なかった。
LEGEND・OF・HUNT 完結
ロリポップのドメインが65種類 → 85種類に!!
きっとお好みのドメインが見つかるはず!
日本最大級ショッピングサイト!お買い物なら楽天市場

新登場 楽天MONEYカード!
