クックの怨念
Masaki様作
キャプテンクックの呪い
封印されしモンスター
コロシアムクック
クックリレー
崖と氷とランゴルス
幻惑の森のリフルガー
幻覚虫リフルガーを倒せ!
ダッシュ!!不死獣の河
迫る爪!ソルセスの脅威
異形のクック
オーガクック
クックを倒せ!!
追いつけ!!クックリレー!
終了!コロシアムクック
嵐の大ゲンカ
誓いの時
迷信と勇者と悪魔
封龍島の封印岩
オーガクックの弱点
最終回【消え行く者と託す者】
【第一話・キャプテンクックの呪い】
ここは工房の密集した『レストンシティ』武器と防具加工にかんしては世界一!
ここに一人の男が来た
ジェイ・ガンス・リヴァ 25歳
この男はキリン討伐に向かい他界したレイ・ガンス・ラヴァの兄である。
この話は、そのジェイが遭遇した奇妙の出来事である。
「ふう。やっと着いたじゃん!ここがレストンじゃん!!」
活気に満ち溢れた工房密集地帯にテンションが上がる。
「さてと。お世話になるギルトはどこじゃん?」
ここは山と海の間にあり、道は入り組み、路地が何個もある。
だから、ここへ初めて来た人は地図がないと迷ってしまうのだ。
ジェイは地図を広げるとギルドの位置を探す。
「う〜ん・・・。あ!!ここか!!!」
ギルドの位置を確認して歩き出そうとした。その時!!!
『感じるぞ〜強い波動を持ったもの〜クカカカ!』
「誰じゃん!!どこにいるじゃん!?」
周りを見るが誰もいない。
『お前の心へ語りかけてるのだ〜クカッカッカ!こっちへ来い〜』
何がなんだか分からないが真相を確かめるべく声のする方へ行ってみる。
『こっち〜こっち〜クカッ!!』
声がだんだん近くなる。そして一つの廃工房へと着いた。
さらに中に行くと小部屋に行き着いた。ポツンと一つ何かがある
そこには包み紙に包まれた何かがあった。そして、開けてみた。
「これは・・クックジョーじゃん!?」
そこにあったのは真っ赤なクックジョー(ハンマー)だった。
大きさといい、色といい普通のクックジョーではなかった。
その時!黒い影がジェイを包む。
「何!身動きが取れんじゃん!!!」
そしてクックジョーのクチバシが動いた!!
『クカカカカッ!!ワシはキャプテンクック!!かつてはハンター殺しのクック
と言われた最強のクックじゃ!!!!ワシは殺されハンマーにされても
ハンターを殺してきた!!お前もその一人にしてやろう!!!
クカカ、クカクカ、クッカッカ!!』
すると黒い影が口の中へ入っていった!!!
「うげえぇえ!!何したんじゃん!!?」
『お前に呪いを掛けてやったわい!!ワシの分身【オーガクック】を倒さん限り
お前は一年後に死ぬわい!!クカカッカ!!!!ただし、クック系の武器でしか
オーガクックは倒せんぞい!!!ククカカカッッッ!!!』
【第二話・封印されしモンスター】
〜ゲストハウス・ビショップ〜
「なんでこんなことにじゃん・・・。」
落胆と絶望に暮れるジェイに陽気な声が語りかける。
「クッカッカ!お前もワシなんかに取り付かれるとはのぉ〜不運じゃのぉ〜
今まで6人に取憑いて来たが誰一人として、オーガクックを倒せんやったぞ。
だが、お前はどうかのぉ〜ワシの魂とクチバシが使われとるこの武器はかなり
強いぞ〜。これを使いこなすなら倒せるかものぉ〜。」
ペラペラ喋るクックジョー。ジェイはかなりイラついて、クックジョーの鼻がある
部分に自分の靴下を置いた!!!
「グガガガッガー!!臭い!!グザイ゛ー!!!」
苦しむクックジョーを笑い飛ばし、靴下を退けてやった。
「ハァハァ・・・。死ぬかと思ったじゃないかい!!この若造がぁ〜!!!!」
「わあっははは!!お前が呪うからじゃん!!さてと・・。」
「クカ?出かけるのか?」
クックジョーを持って防具をつける。
「オーガクックがどこにいるかを聞きにいくんじゃん。」
「そうかそうか。ならビックリするぞ・・。クカカカ!」
妙にニヤついた声で言うクックジョーを無視して酒場へ向かう。
〜酒場〜
扉から入るとカウンターに座った。するとマスターが話しかけてきた。
「お客さん、見慣れないね。初めてかい?」
「ああ。ところでオーガクックって知ってるかじゃん?」
−−−−−−−−−−−パリーン−−−−−−−−−−−−
マスターが持ってたグラスを落とし、酒場も静まり返る。
「あんた・・オーガクック探してるのか・・。あの悪魔を!!悪いことは言わん。
やめとけ!!!殺されるぞ!!!!」
すると酒場のハンター達も止めた。
「ああ!!やめといた方がいいぜ!!あいつを狩ろうとした何人ものハンターが骨と
なり、死んだんだ。」
「それにオーガクックは海の底に・・・。」
男はゴクッとつばを飲み言った。
「封印されている。」
【第三話・コロシアムクック】
『封印された』
その一言がジェイに重くのしかかる。
希望が砕け、絶望がふくれ上がった。
「じゃあ、二度とオーガクックは倒せないのかじゃん!?」
皆が下を向き、黙り返ってしまった。その時声がした。
「そんなことあらへんで。オーガクックと戦う方法教えたろかぁ〜?」
声の主は奥にいた眼鏡掛けた長髪の男だった。
「頼むからその方法教えてじゃん!!!!!!!!!!」
ニタ〜とした長髪の男は手でわっかを作って言った。
「まあ、何事も銭やな。わかったか?銭や!!銭!!!!」
すると、男はソロバンを出して計算した。
「かろう見積もってこれやな。」
「!!!げげ〜!!4000zだとぉ〜!!酷いじゃん!!!」
「まあ払わんのならええけどな。これでもかろう見積もってんで、ホンマ。」
やれやれと諦めたジェイは財布から4000z払った。
「まいどあり〜¥。さて方法やけど
今度『コロシアムクック』って言う大会があんのやけどその大会上位四名が
封印を解き、オーガクックと戦えるんやねん。」
「『コロシアムクック』かじゃん。いつあるんじゃん?」
長髪の男は手を出して言った。
「別料金700zかかるで〜。」
舌打ちしてから700z渡す。
「まいどあり¥明後日の正午でコロシアムやで。ワイも参加すんねん。
よろしゅう頼んます。名前はクリストファー・バースって言うねん。」
差し出した手を思いっきり!握り返し言った。
「ジェイ・ガンス・リヴァじゃん!よろしくじゃん!!」
次の日、バースの手が真っ赤に腫れ上がっていたという。
そして、酒場を出てゲストハウスに向かった。
「クカカカ!おい!!怪我してるぞい!!顔に傷が・・・。」
「ん?ああこれじゃん。これはイレズミじゃん。家出るときに自分で
彫ったんじゃん。まあ家出の意思の表れってやつじゃん!!
それより、封印された事黙ってやがって〜じゃん!!!!(激怒)」
「クカカカカカヵヵヵー!!!(汗)」
このあとジェイに臭い物を鼻に置かれたのはいうまでもない。
【第四話・クックリレー】
〜コロシアムクック当日−町外れの闘技場〜
この日は凄腕ハンターが100人も集まってきた。
闘技場に溢れ来るハンター共の熱気で周りには闘志の渦ができる。
広告には『命の保障なし』とあったのにこんなにも集まってくるとは・・。
そう思ったハンターもいただろう。
そしてこの闘技場に異様なハンマーを持った者がいた。
「いや〜暑いじゃん!!」
「暑いのぉ〜クカカカカ!!!見たところオーガクックを倒せそうな奴は
15・6人ってとこかのぉ〜。あとワシの声はお前にしか聞こえんし、お前が
ワシに声をかける時の声もワシ以外には聞こえないぞい。」
「え!!そうなんじゃん!!!?」
びくっりしていると聞き覚えのある声がした。
「なんやねん、来たんかいな。まあ4700zも払って来んわけないな〜。」
「あ!!バースじゃん!!!!!」
声の主はバースだった。バースを見て気付いた。
「なんか皆クック系の武器じゃん!?」
「なんや、今気付いたんかぁ〜?この大会の参加条件はクック系の武器所持やで。
ちなみに俺のは片手剣の『クックソード』や。盾はクチバシ。剣は尻尾やで。」
「聞いてないじゃん!そんな事!!」
バースは不思議そうな顔で答える。
「なんでや?聞かなかったやろ、そんな事。」
眉間に少しシワを寄せた。その時声がした!
「諸君!!よく集まってくれた!あの悪魔オーガクックを倒してくれそうな人
ばかりだ!!!司会は私。マルスが担当する!!!
さて、審査方法はデスマウンテンでクックを狩ってここに戻ってくる。
『クックリレー』だ!!帰ってくる上位4名がオーガクックを倒す事ができるぞ!!
あと監視はしているのでクックを殺さずに戻ったり、死んだり、
2時間以内に帰って来なかったら失格!!あとクックは一人一匹まで
しか狩ってはいけないぞ!!その場合でも失格だ!!!ルール説明は以上だ!!
皆用意はいいか!!? それではスタート!!!!!!!」
その掛け声と同時に皆が走り出した。コロシアムクックの始まりだ!!!
【第五話・崖と氷とランゴルス】
「ん!?何じゃこの地響きは!?」
畑仕事をしている老爺がビックリしていた。一緒に仕事をしている老婆が言った。
「ああ!ほら、あの悪魔を倒す者を探す大会が始まったんですよ。
きっとハンター達が『死の山』に向かってるんでしょう。」
「あの山か。地元の奴等は誰も近づかない山なのに・・。
まあ、あの山から帰って来れるのならあの悪魔も倒せるかもしれんのぉ〜。」
〜死の山ーデスマウンテンふもと〜
冷気が漂いどことなく薄暗い山のふもと。そして前には氷の張った崖が聳え立つ。
「いやあ〜なんか寒くないかじゃん!?薄暗いしじゃん!!!」
「この山はな。ワシの生まれ故郷じゃ。昔とちっとも変わらんのぉ〜。
この山は突然変異や新種に亜種がたくさんおる。その中でもクックが強いぞ。
しかも一匹一匹がかなり強いぞぉ〜。さらに切り立った崖に氷が張り、
滑るし寒い。この山の中間あたりにクック共がいるぞい!クカッカ!!」
何人かがもう登り始めていた。今から登ろうとツタに手をかけたその時!!!
上から人が降ってきた!!
よく見るとあちこちが腫れている。そしてそのハンターは息をしてはいなかった。
それからジェイは登り始めた。寒くて手が痛い。そして崖も半分くらい来た時。
黒と赤の者がジェイを刺してきた。ジェイは横に間一髪避けた。
そしておもむろに刺してきた奴を見る。赤い甲殻、黒い羽。ランゴスタの亜種か?
「クカカカ!とうとう来たか。山の番人『ランゴルス』。毒こそないが、
針の威力は最強だ!!まず、こいつらを倒さんとな。ただしこんなとこじゃ
武器は使えん。素手で叩きのめさなければいけないぞぉ〜クォカカッカ!!!」
フッと笑い飛ばし、片手をツタから離すジェイ。
「この俺を誰だと思ってるじゃん!?怪力男のジェイじゃん!!」
ジェイはランゴルスの針を掴み折って、氷にランゴルスを叩きつける。
「へ!!どんなもんじゃん!!!亜種って言ってもこの程度かじゃん!!!!」
そして残りのランゴルスを殺し、崖を登り始めた。そして登りきった。
まだデスマウンテンのはじめらへん。いざクックを倒しに皆は森に入っていた。
残り人数74人!!
【第六話・幻惑の森のリフルガー】
〜デスマウンテン中間前ー幻惑の森〜
変な木に変なキノコ。雑草も生い茂り、歩くのも困難だ。
「この森は何じゃん?そこら中くもの巣だらけじゃん!!」
「クカクゥカッカカ!!!!ここは幻惑の森。その名の通り幻覚が絶えぬ森だ!!
ここには一匹しかモンスターはいないが周りのくもの巣はそいつの物だ。
そいつの名は『幻覚虫リフルガー』大型の蜘蛛だ!!クカカカカカヵ!!!!
人々に幻覚を見せては巣に誘い込む虫だ!!!」
しばらく走っていると、マユみたいのがそこら中にある。
「何じゃんこれ!!?」
「どうやら幻覚に魅せられリフルガーの餌食になった奴らだな!クカカ!!」
悲哀の目でマユを見ながら走って行く。
『兄・・貴・・・じゃん。こっちじゃん。』
この声、まさか・・。
その声をだした人物はジェイの前に立っていた。茶色の肌、ハゲの頭、
それは、まぎれもなくジェイの弟『レイ』だった。
「レイ・・?まさか・・・死んだはずじゃんか。」
『兄貴あの時俺は助かったんじゃん。兄貴が呪われてるって聞いて来たんじゃん。
さあこっちじゃん!こっちにクックがいるんじゃん。』
「レイ・・・・・。」
「行くな!!!!!ジェイ!!クアカカ!!!!」
見たらそこにはレイはいなかった。ただ、いたのは
八個の目、紫の牙、黒ずんだ緑色の体毛の蜘蛛。
「リフルガーじゃん!!大きさはレウスぐらいかじゃん!!」
ハンマーを抜き構える。リフルガーは咆哮したあと、酸の毒牙をむき出しにする。
「あいにくだったなリフルガーじゃん!!お前は今をもって死ねじゃん!!!!」
残り人数51人!!!
【第七話・幻覚虫リフルガーを倒せ!】
最後に会ったのは10年前。
そのまま二度と会わなかった弟。
俺を『兄』として敬ってくれた弟レイ。
そんな弟との思い出を利用したリフルガー。
−−−絶対許さない−−−
ジェイは構えたそのハンマーを握り締めた。
最優先すべきはクック討伐ではなく、己のプライド。
「貴様は俺の弟を侮辱した。死を持って償え!!!」
(クカカカ。こいつ戦闘になると『じゃん』も付けずに鬼の形相になるな。)
リフルガーは辺りに糸を張り巡らせ、半径三十メートルくらいのドームを作った。
そして、ドームの天井に張り付いた。
「ふん!!上に逃げても無駄だ!!!」
そう言うと横にあった木を素手で引き抜き、投げつけた!!!
だがリフルガーは木に糸を噴射しマユにしてジェイに投げ返した!!!!
−−−−−−−−−−−バキッ−−−−−−−−−−−
鈍い音がした。
リフルガーは雄叫びをあげる!!
「俺を誰と思ってる?怪力男のジェイだぜ!!!」
次の瞬間、木入りのマユは粉々に粉砕された!!!!
そして一気に力を入れるとリフルガーに向けて大ジャンプをした。
さらにハンマーがリフルガーの脳天に直撃した!!
当たった所は潰れ、緑に血が噴出している。
地に着いたリフルガーにラッシュをかける。
「おらおらおら!!!死ねい!!」
血が出て瀕死のリフルガー。
とっさに糸をジェイ目掛けて飛ばした!!!
糸はジェイの体の自由を奪った。必死にもがくが粘着性のある糸は切れない。
酸の毒牙をむき出しに近寄ってくる。
「もうだめか。」
そう思ったその時!!
ドームが燃え、リフルガーも燃えた。
「大丈夫か、ハゲ頭。」
見ると仮面を着けたハンターがいた。
「リフルガー相手に無属性武器か。せめてこの
『炎剣クックブレイド』とかじゃないとな。」
ジェイはポカーンとしていた。そしてやっと状況が理解できた時、怒った。
「ハゲで悪かったな!!!!!!!(激怒)」
「まあ助けてやったんだから。ありがたく思いなさい!!」
そしてその場を後にして行った。
「何じゃんあの野郎!!!!!」
ジェイの怒りのボルテージは上がっていった。
目指すは中間地点の『クック洞窟』まだまだ先は遠い。
残り人数48人!!!
【第八話・ダッシュ!!不死獣の河】
リフルガーを倒したあと、森を抜けて山を登る。
山は険しく、息切れして止まってるハンター達もいた。
ここまで約45分
これでクックを狩り、戻ってこれるのか?
−−そう思った−−
しばらくすると河があった。
だが、水の流れは穏やかで、綺麗な赤い水の色・・・・・・。
赤・・・?
鼻につく匂い。ドロッとしているが、鮮やかな赤。それはまぎれもなく
生き物の血
「クカカカカ!!!!!ここは『リヴァースリバー』
ここに住んでいる『ソルセス』は鋭い爪で獲物を切り裂き、体を喰らう。
ゆえに血しか残らない。だからこの河の65.4%は血じゃ!!!!」
「へ!!そんな奴ら俺の一撃で殺してやる!!!!おお!来たか。」
河の中から赤い毛並みのビーバーンのような獣、しかし大きさは3mと大きい。
「ガルルゥゥ!!!グルッガー!!!!!」
「悪いが死んでくれ!!!」
ジェイはハンマーでソルセスの頭を殴った。
頭が吹っ飛び、血が飛び出る。
「弱いな。こんな奴にハンターが殺られるか!?」
その時!!!頭が生えてきて、たちまち元の姿になった。
「クカカカカッカ!!!こいつらは別名『不死獣』だ!!!!!
核を破壊しなければソルセスは倒せんぞ!!」
残り人数41人!!!
【第九話・迫る爪!ソルセスの脅威】
「グルルゥゥゥ!!!」
牙と爪をむき出しに二体のソルセスがくる。
「うおおお!!!!」
ハンマーで殴っても、すぐに再生して向かってくる。
河は広いため、向こう岸まで逃げきれるか分からない。
しかし、ここをクリアしなければクックにたどり着けない。
「クカカカカ!こいつらは喰われて消化させられるか、毒にやられるか
核を破壊されるかの方法でしか死なん!!!!!!
そして、こいつらの核は体中を動き回りっているうえに核は1mmだ!!!
このデカいハンマーじゃ、とてもじゃないが無理だ!」
ならば、とジェイは走り出した!!
向こう岸までいけるのか?そう思っても走り続けた。
すぐ後ろには二体のソルセスが追ってくる。
片方のソルセスがジェイの前に回った。どうやら挟み撃ちする気だ。
次の瞬間
−−−奇跡が起きた−−−
前にいたソルセスが何かに襲われ喰われた。
そして、ジェイは向こう岸まで走った。
がむしゃらに走った。
向こう岸について河を見ると、河の赤が濃くなっていた。
何がソルセスを喰ったのか?
そこには自分の生まれ故郷で見たことのある生き物がいた。
「ガノトトス!?」
不思議なものだ。
俺の両親を喰ったガノトトスによく似ている。
そんなガノトトスに助けられるとは。
そう思いながらジェイは森に入っていった。
残り39人!!!!!
【第十話・異形のクック】
森をしばらく行った。
途中には3,4匹くらいランポスがいたが、相手にせずに無視した。
−−−そしてついに−−−
「来たじゃん!!クック洞窟ってここかじゃん!!?」
「クカカカッカ!そうじゃ!ここじゃぁ!なつかしいのぉ〜。」
暗いが熱気が伝わってくる。このデカイ入り口はクックには大きい。
そのまま熱気の渦へと入って行く。
暗く暑い洞窟の中、生物が生きていけるのか?と問いたくなる。
『クカカカカ!クカカカアアアァァ!!!!!!!』
『なんや!こいつら!化け物かってんや!!火の強さもケタ外れやんか!!』
洞窟の中、聞き覚えのある声がする。
「バースじゃん!!!!??」
走って洞窟の奥へ行く、開いた空間に差し掛かった時、異様なクックをみた。
赤い甲殻、棘のついた尻尾、血走った目。
そして大きさはグラビモス並み。
溶岩が流れるそのエリアでは人の死体があり、普通のクックの死骸も3つあった。
「バース!大丈夫かじゃん!?」
「なんや!!来たんかいな!クック倒して逃げようとしたらな、こいつが溶岩の中
から現れたんや!!!てつどうたるからこいつ倒せや!!!!!!」
「まだ倒してないけど、そんなクック相手にしなきゃいけないのかじゃん!?」
「今回はタダにしとうてやるから!!!!頼むけー!!!」
ハンマーを取り、構えて毛のない頭をさすった。
「しょうがねえな!!俺が相手だ!くそクック!!!」
二人でクックを殺そうと、ラッシュをかける。
甲殻にもひびが入る。しかしクックは動じない。尻尾で二人を跳ね飛ばした。
そして口には火の粉が漏れている。
「ま・まさか・・・・!」
バースの異様な声
クックの口から出たものは
熱線!!!!!!
灼熱の光線が二人に向かってくる。
残り6人!!!
【第十一話・番外【オーガクック】】
ワシはキャプテンクック。
何人ものハンターどもがワシに挑んで死んでいった。
当時のワシはレウスすら怖がって逃げていくほどだった。
一人のハンターに出会うまで。
〜30年前ーデスマウンテン火口〜
今日も一人よわっちぃ奴をあの世へ送った。
今日は何人来るものか。
そういってる間にも一人の男が立っていた。
紫の髪に青い目、武器はダークトーメントの二十歳くらいの男だった。
「クカカカ!なんだお前!死に急ぐことないぞぉ〜。
しかしワシの前に姿を現したのなら昼飯にさせてもらおう!!」
「人語を話すだけの能無しクックが!!このラジント・コーランドが相手だ!!」
−30分後−
ワシはクチバシと鱗と甲殻を剥がされて死んでしまっていた。
まだ息子が巣で妻と一緒に待ってるのに。
その思いが残っていた。
そのせいかワシの魂がこの世をさまよった。
半分はワシの素材で作られたハンマーに。
しかし半分の魂はこの世をさまよった。一年くらいした時だった。
デスマウンテン火口で傷ついて瀕死になっている一匹のクックがいた。
『若者よ。どうされた?』
『ハンターに瀕死の重傷を負わされたのです。痛い・・。きつい・・・。』
『ワシはあるクックの魂の半分だがあなたに半分の魂をあげよう。名は?』
『オーガクック・・・。』
次の瞬間、魂はオーガクックの中に入って行った。
オーガクックの首筋から
もう一つ頭が出て、
双頭のイャンクックとなった。
体も大きくなり、理性は無くなっていた。
ワシはこのとき過ちを犯していた。
理性のなくなったクックは同じ山のクックをも食って、ワシの子も妻も食われた。
ワシはこのクックを抹消せねばと思い、ハンマーに宿った魂を使った。
オーガクックを倒してくれる人物に会うために。
呪いでその人物の力を異常にアップさせた。
ただ、そのままだと一年で死んでしまう。
その後、六人ものハンターに呪いを掛けたが全員オーガクックを倒せなかった。
ただ最後の一人が捨て身でオーガクックを封印した。
しかし、そのままでは五年で封印は解けてしまう。
そんな時、出会ったのがジェイだった。
今まで以上に強いオーラを放っているジェイならばと思い、望みを託した。
最後の希望へと望みを託した。
【第十二話・クックを倒せ!!!】
迫る熱線
ガードはできない
ならば取るべき道は一つ
「うぉりゃああああああぁぁぁぁ!!!!!!」
気合いと共に地面をハンマーでブッ叩いた!!!!!!!!
〜ピシッ〜
この音と一緒に地面が沈下した!!!
頭の上を熱線が通り過ぎる。
穴から出てバースが言った。
「すごいやんか!!お前、パワーは一級品やな!!!」
一言ジェイが言った。
「この俺を誰だと思ってるじゃん!?怪力男のジェイじゃん!!」
そうこうしてる間にもイャンクックは怒り、熱線を吐こうとしている。
二人は分かれて、二方向から攻撃していく。
バースはクックソードで尻尾を攻撃して、ジェイは足を攻撃する。
すると突然クックが倒れた。
見ると尻尾がない。そう!バースが尻尾を切り落としたのだ!!!!
「おまえもやるな!!」
「まあこんくらい朝飯前や!!!」
しかし、今のでクックは完全に怒った。
口から火の粉が漏れて目は血のごとく赤となった。
すばやくジェイの方を見て、熱戦を吐こうとする!
ジェイは目をつぶり覚悟した。
しかし、バースの声で目を開けた。
「ワイの灼熱魂見せちゃるー!!!」
その声の後、クックの目にクックソードが刺さり、クックは死んだ。
「ありがとうじゃん!!!!」
感謝するジェイに手でわっかを作り言った。
「この借りはたこうつくで!!!」
ジェイは笑い飛ばし、言った。
「これでクックの死骸は四つだから、俺とバースをいれてもオーガクック討伐の
四人は決まりじゃん!!!!」
「あ!!そういえば火口に仮面をつけたハンターが倒したクックがおるで・・。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「なにぃー!!!!じゃあこのままだと俺らのどちらか失格じゃん!!!!!」
一難さってまた一難。
はたして上位四名のうちにはいれるのか?
残り5人!!!!
【第十三話・追いつけ!!クックリレー!】
混乱と熱気が渦巻く洞窟の中、二人は絶望に暮れていた。
「もう俺らの他には、バンダナかぶっている男と仮面のハンター、チビの双剣使い
が先に行ってもうてる。どないする・・・。」
眉間にシワを寄せてジェイが答える。
「どうするって言ったら、追いかけるじゃん!!!!」
「やっぱそれしかないわな、ほな行こうかー!!!」
二人は同時に走り出した。
残り30分足らず。
その時間で二人がコロシアムに
着くかも分からん。
二人は走り続け、リヴァースリバーまで来た。
「あかん。向こう岸にソルセスがおるで、どない・・・!!」
バースは言葉を失った。
ジェイはひざをつき、失神を起こす寸前だったのだ。
ジェイは背中の超重量級武器のせいでスタミナが減りやすいのだ。
「お前・・。もうあかんとちゃうか!?これ以上走ったら倒れてまうで!!!!」
ジェイの耳には何も入ってなかった。
ただ見えたのは一匹のカエルだけだった。
−カエル!?−
ジェイは我に返った。
そして、おもむろにカエルを取ると、ポーチの中の釣り道具と組み合わせた。
「何する気や!?ジェイ!!!」
「後ろを開けてろじゃん!!危ないじゃん!!!」
ジェイは河の中にカエルを投げいれた。
一分・・・・二分・・・三分
そして四分が過ぎたころ、もの凄い当たりが来た!!!!
「来たなじゃん!!うぉりゃあああああぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
ジェイは怪力でそいつを釣り上げた!!!!!
そいつとは・・・・・・・ガノトトス!!!
そして、すぐさま長いロープでガノトトスの口を縛り、手綱を作った。
「今じゃん!!!こいつの背中に乗るんじゃん!!!!!」
バースとジェイは、ガノトトスの背中に乗った。
ジェイはガノトトスの首を蹴った。するとガノトトスは河に帰っていった。
それから今度は背骨を叩いた。
そしたら、川を下り始めた!!
「見たかじゃん!!俺の故郷ではガノトトス漁とガノトトス乗りが盛んじゃん!」
そして闘技場に向けて泳ぎ出した。
【第十四話・終了!コロシアムクック】
ガノトトスに乗り、河を疾風のごとく下っていく。
途中から河の赤が薄れていった。
もうすぐ海だからだ。
ずっと行くと、だんだん流れが速くなっていく。
「ジェイ。俺の予感やとな、このあと酷い目に遭いそうなんやけど・・・。」
「なんじゃん!!!ただの勘じゃん!?そんなのあるわけ・・・・。」
ジェイの声が止まった。
その訳はジェイの前にあった。
「先がないじゃん・・・。」
深い意味はない。
ただ、そのまんまの意味だ。
〜=この先は滝=〜
「ゆうたやんか!!俺の勘も鋭いもんや。」
「そんなこと言ってる場合じゃないじゃん!!!どうするじゃん!?」
「こうするに決まってるやろ!!!!」
二人とも手綱に掴まった。
次の瞬間、二人とガノトトスは空中にいた。
「うぇわっわわわわわああああぁぁぁじゃん!!!!」
「ぐわわわわわわわわわあああぁぁぁぁ!!!!!」
ザブウン!!!
滝つぼに落ちた一頭と二人は助かっていた。
「よし!!突破や!!!!」
そして、そのまま闘技場(コロシアム)へ向かっていった。
5分後、海へ着いた。
青い大海原は今までの疲れを吹き飛ばした。
「よし!行くかじゃん!!!!!!」
ガノに乗って、しばらく行くと、海から50メートルほど先に闘技場があった。
「ここは派手に行くかじゃん!!!!!!」
そう言うとガノの背びれを叩いた。
すると、ガノは岸の向こうの闘技場に向かって泳ぎ出した。
岸まで後5メートルぐらいで飛んだ!!!!
〜闘技場〜
「さあ残るは二人!今の所、双剣使いアロルが近いとの事です!!
しかしながらバースとジェイはどうしたことでしょう!?
途中でいなくなったらしいです!!・・・・ん?」
闘技場が暗くなった。
なんと大きなガノトトスが闘技場に飛んできた!!!!
「到着じゃん!!!」
ポカーンと皆していたが、司会者が喋り出した!
「おーっっっっっと!これはすごい!!ガノトトスに乗ってジェイとバースが
登場だ!!!!!そして二人のゴールで四人が決定だ!!!!!」
ジェイはガノの腹を叩いた。
するとガノは飛んで海に帰っていった。
ー表彰ー
「一位は仮面のハンター、ウィガント・J・ローラ。武器は炎剣クックブレイド。
なんと、まだ14の女の子だ!しかし大剣を使いこなす力はあなどれないぞ。」
「14の女の子!?女の子に助けられたんかじゃん!!!」
リフルガーを一瞬で殺したハンターは女だった。
「二位は孤高のガンナー、グロウト・ノルド。武器はデスクック砲零式。
ガンナーでも攻撃的!!たいていは一人で狩りに行くというぞ!!!!
三位はスピード戦士、クリストファー・バース。武器はクックソード。
速攻の戦闘スタイルと金がメインの商人ハンター!!!!」
それから呼ばれたのは俺だった。
「同じく三位は怪力男、ジェイ・ガンス・リヴァ。武器はクックジョー。
その怪力から生み出される一撃は最強だ!!!!」
そのあと、上位四名は日時と場所が話された。
「オーガクック討伐は一週間後、ここに集合だ!!!遅れないように。」
それから全員、町に戻った。
そしてコロシアムクックは終わった。
第十五話・嵐の大ゲンカ
あれから四日たって疲れも無くなっていた。
今はナケナシの金を使い、鬼人薬Gや大タル爆弾、落とし穴などを作って
オーガクック戦に備えている。
前日、ギルド登録してランポス20頭を狩りに行って金ができたので、
今日は酒場で酒や飯を飲んだり喰ったりするのであった。
〜裏路地の酒場〜
ここはたくさんの強いハンター共が来る所だ。
そしてジェイが登録したギルド「紅蓮ボルケーノ」の酒場でもある。
ジェイは酒を飲みに来たがもう一つ目的が・・・。
「あ!ジェイさん!!こんにちは!依頼受けに来たんですかぁ〜?」
元気よく挨拶したのは、この酒場の看板娘のクレアスだ。
まだ20の女の子である。
「やあ。今日は飲みに来たんじゃん!!マカライトウォッカ頼むじゃん。」
ウォッカが来ると飲み干しもう一杯頼む。
「あのさ、クレアスさん。その・・・。」
「なに〜?ジェイさん?」
「いや、なんでもないじゃん。」
ジェイのこげ茶の肌に赤みがかかっている。
見ての通り別の目的とはクレアスに『好き』と言う事。
純情ジェイ君は一目惚れ。しかし、告白できないでいる。
『ああぁ〜告白できないじゃん。』
ヤケになりウォッカを飲み干す。
〜一時間後〜
飲んで飲んで酔っ払ったジェイ。
その時、クレアスが中年のおっさんハンターにからまれていた。
「クレアスちゃんよぉ〜、酒を全部タダでくれって言ってるだろ〜ヒック!」
「そんな!困ります!!やめてください!!!」
ここでジェイが酔った勢いで殴りかかってしまう。
−−−ゴキャッ−−−
鈍い音と共におっさんは気絶した。
その後、酒場が殺気で包まれた。
「おい、兄ちゃん。よくも連れを殴ったな〜この落とし前はつけてもらうぜ!」
酒場にいた三名のハンターがジェイに襲い掛かった。
第十六話・誓いの時
リーダーらしき男の横にいた二人が襲い掛かってきた!!
「うおりゃああああああ!!!」
「てやああああああぁぁぁぁ!!!!」
殴りかかってきた男達を片手で止めて突き飛ばした!
「なんだ!?てんで弱いじゃん!!?」
怒りにまかせ、二人が突進してきた。
「おいおい。レイアじゃあるまいしじゃん!!!」
二人をバックステップで避けて二人は激突した!!
更にそこにジェイは蹴りをいれて、二人とも気絶した。
「ふっ!流石だな!!だがその程度では俺を倒すこ・・・・・」
リーダー格の男が喋っている間にボディーに一発入れた。
男は倒れたが我慢して起き上がった。
「もうこれで分かったじゃん?俺には勝てないじゃん!!!」
「ならば・・・・。」
一瞬の隙を突き、男はクレアスを人質にした。
「おーっと!!動くなよ!動いたらこの娘の骨を折るぜ!!!」
「クッ!!卑怯じゃん!!!」
「おとなしく俺に殴られろ!!!くそハゲ!!!」
ジェイはおとなしく殴られることにした。
「よーし!それでいい!!!」
−−−−−−−−−−−−−ドカ!バキ!ボコ!!−−−−−−−−−−−−−−
悲痛なまでの音は酒場にいた他のハンター達を怯えさせた。
そしてジェイは口から血を出している!!
「思い知ったか!!これにこりたら俺にはむかうな!!!」
「お・・い。殴られ・・・た・から彼女を・・放せ!!!」
「嫌だね!!こいつは異国に売ってやる!!!」
次の瞬間、クレアスが男の腕に噛み付き、ジェイの方へ逃げた!!!
「形勢逆転じゃん!!くらえ!!!!」
ジェイの右ストレートは男の顔面に直撃した!!!
男は気絶した。
「ジェイさん!ごめんなさい!!私のせいで!!!!」
ジェイはクレアスの方を見て微笑んだ。
「いいってことじゃん!好きな女のために体張るのは当然じゃん!!!!!!!」
〜好き〜
とうとう言えた。
これで付き合えたら最高だ。
「好きな女・・?私が!?私なんかでいいんですか!?」
「ああ!オーガクック討伐が済んだら結婚してくれじゃん!!!!!!!」
赤くなったクレアスの顔は縦にうなずいた。
「はい。喜んで!!!」
こうして喧嘩は終わり二人は結ばれた。
そして、3日が過ぎてその日が来た。
オーガクック討伐の日が!!!!
第十七話・迷信と勇者と悪魔
〜その者、真紅の槌を持ち〜
〜その者、黒き鎧を身にまとい〜
〜紅蓮の悪魔を葬り去るだろう〜
〜悪魔は消え去り、共に消え去る物〜
〜悪魔は消えりしとも〜
〜悲しみは消えず〜
〜命を奪えば共に消え去る物はある〜
〜別れは怒りを生み〜
〜悲しみは力を生む〜
〜そして、怒りと力は〜
〜新たな悪魔を生む〜
〜新たな悪魔は〜
〜新たな勇者に抹消され〜
〜新たな悪魔を生む〜
〜それは、いにしえからの連鎖〜
〜途絶えることのない連鎖〜
〜しかしそれも運命〜
〜だが世が変われば〜
〜連鎖は変わる〜
〜別れは出会いに〜
〜悲しみは喜びに〜
〜そして変えれるのが〜
〜勇者と悪魔〜
これはデスマウンテンで滅んだ、ある一族の迷信。
この迷信の勇者は『封龍島』へ
悪魔は封印されている。
この連鎖を断ち切るため、今戦いが始まる。
第十八話・封龍島の封印岩
〜昼頃−船の上〜
オーガクックを倒すべく、ジェイ達は封龍島に向かっていた。
「なあ皆。何故オーガクックなんぞに挑むんじゃ?」
船をこいでる爺さんが言った。
「俺は金を作るためや。故郷の両親に仕送りせんとあかんねん。
やけど、今はバクチに負けて金が少ないんや。
そこで、オーガクック倒して素材やら売るんや!」
バースはやはり金。しかし、仕送りとは親孝行な奴だとジェイは思った。
次にノルドが言う。
「おいらはハンター史上名に残るハンターになりたいんだ!!
そのためにオーガクックを倒して名立たるハンターになりたい!」
そして、仮面を着けたハンター、ローラが言う。
「私は親を・・両親を殺したあの憎いクックを倒したい!!!!
あと、あいつの眼を両親の墓の前に置いて復讐が終わったのを告げたい・・。」
敵討ち・・・。
一時、船の中が静まる。
その沈黙を破ったのは船をこいでる爺さんだった。
「ところでお前さんはどうなんじゃ?」
爺さんはジェイを指差して言った。
「俺はキャプテンクックって奴から呪われて、
その呪いを解くためにオーガクックを倒すんじゃん!!!」
「なに!!キャプテンクックじゃと!?」
かん高い声を上げて爺さんが言った。
「オーガクックを作ったクックじゃないか・・・・。
奴は武器となり今もどこかにあると聞くが・・・・・。」
ジェイは背中のクックジョーを取り見せた。
「これの事かじゃん?」
爺さんは失神寸前までビックリした。
「お前さん・・。呪いを解くためか・・。がんばるんじゃよ。」
〜封龍島〜
森があり、所々岩が突き出している。
「お前さんがた。ここをまっすぐ行くと封印岩という岩がある。
その岩には『封』と彫ってあるはずじゃ。
その岩を破壊すればオーガクックは現れる。」
そう言うと爺さんは船でレストンまで引き返して行った。
ジェイ達は言われたとおりに進んでいった。
途中カンタロスがいたがノルドが毒弾LV1で殺していった。
そして歩くこと20分。
『封』と彫ってある岩があった。
「ここは俺に任せてほしいじゃん!!!!」
そう言うとジェイはハンマーで思い切り叩いた。
すると一筋の光が海の方へ飛んでった。
・・・・・・・・・ザバーンッ!!!!・・・・・・・・・
バサッ!バサッ!!!
すごい水しぶきの音のあと、一匹の飛竜が飛んできた。
双頭の頭部、紅蓮の甲殻、真紅の眼、藍より深い翼膜
大きさはガノトトスよりもっと大きかった。
「グガガガグギャアアアァァァァ!!!!!!!!!!」
もの凄い鳴き声の持ち主は
〜オーガクック〜
今、紅蓮の悪魔との戦いが始まる!!!!!!!
第十九話・オーガクックの弱点
目の前に降り立った怪物はこっちに走ってきた。
「デケーじゃん!!皆よけるんじゃん!!!!」
「おいらに指図すんな!!おいらはおいらのやり方で殺る!!!!!」
バースとジェイは同じ方向に避けた。
ノルドは横に避け、麻痺弾LV2を打った。
黄色い煙がオーガクックに麻痺を誘う。
休む隙無く、5発の麻痺弾を打ち込みオーガクックは麻痺になった。
「よっしゃー!!最初に斬り付けんのは俺やぞ!!」
バースは誰よりも速く走り、オーガクックに斬り付けた。
クックソードが甲殻に当たる瞬間、剣は弾かれた。
甲殻には傷一つついてない。
「なんやと!!!この甲殻むちゃくちゃ硬いやん!!」
一足遅れてローラが来て炎剣でクックの足をなぎ払った。
カキン!!
甲殻の無い足も炎剣をはばみ、少し焦げただけだった。
「そんな!!私の炎剣が弾かれた!!?」
その時、クックの麻痺が解けて動き出した。
「グガガガガ!!!グギャアアアアァァァ!!!!」
クックはその尻尾でローラとバースをなぎ払い、雄叫びをあげた!
「どうなってんじゃん!?」
「クカカカ!あいつの甲殻はユニオン鉱石と同じ硬さだ。
だから、ユニオン鉱石より硬いものでなくては弾かれてしまうんじゃ。」
ビックリしたジェイはさらに尋ねる。
「キャプテンクック!!!!あいつの弱点は無いのか!!!!?」
ジェイの言葉は戦闘口調に変わっていた。
「クカカカカ!剣ならあの甲殻と甲殻の間の関節じゃ。
ハンマーなら・・・・・・」
少しの沈黙の後、希望に満ちた言葉を言った。
「全部じゃ!!」
最終話・消え行く者と託す者
ジェイは皆に言った。
「剣は甲殻と甲殻の間を狙え!!そうしなきゃ弾かれるぞ!!」
バースはジェイの方を向き、顔を輝かせて言った。
「なんや!お前、俺より情報通やな!!見直したわい!」
ローラは叫びながらオーガクックに向かって行った。
「そこが弱点なのね!?なら関節斬って、甲殻剥ぎ取ってやるわ!!!!」
オーガクックは尻尾をローラに叩きつけようとしたが、ローラはしゃがんで
それを避けた。
次の瞬間、尻尾に飛び乗って剣を構え尻尾をさかのぼり、関節に剣をブッ刺した。
鮮血がほとばしり、ローラの仮面は赤になっていった。
しかし、オーガクックはローラを振り落とすと二つのクチバシをローラに向けた。
「なにしてるんや!逃げるんや!!ローラ!!!!!!!!」
バースは走ったが間に合いそうにもない。
クチバシはローラをとらえ、火球が二つのクチバシの中で暴れていた。
「クカカカカ・・・・。まさかあれをしようとしてるのか!!?」
「なんだあれって!!?」
キャプテンクックをジェイが問い詰める。
一呼吸してキャプテンクックは言った。
「オーガクック最強の技、【双暗黒火球】!!!」
「双暗黒火球!!!?なんだそれ!!?」
「奴は自分の体の中の【暗黒袋】で何でも吸い寄せ破壊する球体をつくり
二つのクチバシで二つの球体を出す大技だ!!!!!!!!!!」
それを聞いたジェイは急いで言った。
「ローラ!!逃げろ!死んでしまうぞ!!!」
ローラは体が硬直し、逃げれなくなっていた。
オーガクックが双暗黒火球を打とうとしたその時!!
オーガクックの周りが爆発して、双暗黒火球は空に放たれた。
双暗黒火球は周りの雲を吸い寄せ、爆発した。
オーガクックはひるみ、睨みつけたその先にはノルドがいた。
「どーだ!おいらが調合した拡散弾LV3は!」
「グギャヤヤヤヤヤアアアアァァァァァ!!!!!!!!」
「もっと欲しいか?くれてやる!!!!!!!」
拡散弾をもう一発うち、ひるんでる隙にリロードをしてもう一発ぶち込んだ!!
オーガクックの甲殻は関節を斬られていたので一部取れ、肉がむき出しとなった。
すかさずバースはローラを抱いてオーガクックから離れた。
「おい!ローラ!!しっかりせいや!!」
近くの岩場の影でローラにささやいた。
しかしローラは死のまぎわに直面したせいで気絶していた。
よく見ると、振り落とされたためか足を骨折していた。
バースはローラの足に持ってた薬草を揉んで付けて個定した。
「これで何とかなるやろ。がんばりいや!!!」
その頃、ジェイはノルドと一緒に黙々と戦っていた。
ジェイのハンマーはオーガクックの足に何発もの打撃を与えていた。
「クカカカカ。甲殻や足は硬くとも、ハンマーの打撃は骨や内臓にまで伝わる。」
「なるほどな!もうオーガクックはふらふらだな!!!!」
だが、油断したジェイにオーガクックの重い尾の一撃がはいった。
「ぐはっ!!ち・くしょ・・・・う!油・・・断した・・ぜ!!」
ジェイは倒れそうになるのをこらえたが、あばらが三本くらい折れてしまった。
オーガクックはジェイにもう一回尾の一撃をくらわそうとした。
「ジェイ!何やってるんや!!!」
見るとバースのクックソードがオーガクックの四つの目の一つに刺さっていた!!
「ジェイ最後の攻撃や!!!行けー!!!」
ジェイは痛みを耐えて、オーガクックの羽を登り、ジャンプした!!!
「俺は俺を待ってるクレアスのために帰らなくてはいけないんだ!!!!!!!」
空中から降下して肉がむき出しになってる部分に最大の一撃をくらわした!!!!
「グガ・ガガ・・・・・ガ。」
弱々しく鳴いて、オーガクックは倒れた。
すべてが終わった。
ジェイはそのまま気を失った。
〜くかかかか。ジェイよ、ありがとう。〜
〜あのオーガクックは私の分身〜
〜そして私が生んだ最大の悪魔〜
〜倒してくれてありがとう〜
〜最後の希望をお前に託してよかった。〜
〜私はあのオーガクックとともに消える運命〜
〜さらばだ。ジェイ、本当にありがとう〜
「目が覚めました?」
起きるとクレアスがいた。
「俺はどうなったんだ・・?」
ニコっと微笑んでクレアスは言った。
「皆さんがここに運んできてくれたんです。一ヶ月も寝てたんですよ。
あと、あなたのハンマーは最後の一撃の後、粉々になったそうです・・・。」
「そうか・・・・。あ!!皆は!!!!?」
クレアスは続きを話した。
「父さん母さん。オーガクックを倒してきました。これはそいつの目です。」
ローラは墓前に眼を置いて手を合わした。
「ほな。酒場に行って、酒飲もうか!!」
バースはローラの肩に手を置いて言った。
バースとローラはその後結婚し、仲良くハンターとして暮らしていった。
「もっと名を残そうかな。」
ノルドはレストンシティを出た。
その後、ラオシャンロン討伐に行き成功。ハンター史に名が残った。
ジェイとクレアスは結婚し、子宝にも恵まれ、末永く暮らしていった。
『クックの怨念』全二十話 【完】